【ネタバレあり】BEASTARSのレビューと感想

草食動物に恋する肉食動物のお話です。これ系のテーマは時々みかけるので、そこまで珍しくはないですが、各キャラの本能など生生しい描き方なので、奥が深いと思いました。

動物たちの世界の話です。肉食動物だけれど繊細だったり草食動物だけれど気が強かったり、自分の見た目と中身のギャップに悩んだり、他の動物との関係性に悩んだりする姿は人間の思春期の子たちを見ているようで共感できました。

独特

タイトル通り独特な世界観の話です。それでも途中まではそれなりに面白かったです。ただうさぎがまたゆるすぎてちょっと引きました。

すみません

好きな方には申し訳ないけど矛盾が沢山。異種動物同士の恋愛はいいけどハーフっぽいキャラが少なすぎる。それから肉食と草食の食害事件が多すぎなので同じように生活するのはこれでは無理。

魅力的なキャラクター多し

主人公のレゴシの繊細さが、肉食動物という自身の存在との間で揺れ動く姿に投影されていて、読み応えアリです。
1話がとても長くて、世界観にたっぷり浸れるのも良いです。
どのキャラも立っていて、読みやすいです。

7冊までと22冊目を読んだ

１日無料祭りに気づいたのが夕方前だったので、読破しきれなかった。
初作、20代？とは思えない、作画、キャラ、ネーム、圧倒的な世界観。
レゴシはもちろん断然、魅力に溢れて、獣柄を好きにならずにいられない。
ハルも、死と隣合わせて生きる、率直さを徐々に理解できるように。
作者の最後の贈る言葉、浮気しないように　も説得力がある。
ルイも、自らの負うものに対して誠実ながら、信じるものに向かって、精一杯力を尽くして生きている。
全話読み通したいところ・・・

久しぶりにメロン編を再読。
どんなに平等を謳った世の中でも、根底には差別や不平等、どうにもならない力関係がある。
それを見ないことにしてやり過ごすのではなく、世の中全体が受け入れて解決の糸口を見つけてゆく。ホントに世界を平和に導くのは、やっぱり言葉と気持ちの通わせ合いなんだなと。

独特のストーリー

草食動物と肉食動物の世界のストーリーなんて独特の世界観だなぁと思いつつ、どんどん引き込まれていました。
ハッピーエンドが良いなぁ^_^

草食動物と肉食動物との共存、なかなか難しいですね。人間みたいな雑食動物もいますし。ヒロインであるウサギの性格が、リアルでこんな人間がいたら嫌だろうなっていう性格でしたが、ウサギならしょうがないなって妙に納得する部分があったので、なんとか完走することができました。

いいね

こういう世界戦もあったかもしれないから、普通に肉食動物の草食動物が共生して生きているのがめちゃくちゃ珍しいのと、普通にこういうことがあるんだって思った