アンテン様の腹の中
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あらすじ
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】何を捧げ何を願う…全ては、君次第――。 想いのこもった供物と引き換えに願いを叶える神・アンテン様。だが、願った人の死と同時に願ったものは消えてしまうという…。何を捧げ何を願うかは、全て招かれた者次第。行き着く先は幸か不幸か――…!?
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みんなのレビュー
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「これ系」の最高傑作
ちょっと雑なカテゴリー化になるが、
1.短編形式のオムニバスであり、
2.登場人物が現実の枠を超えた奇妙な出来事を経験する、
というタイプの漫画を、「世にも奇妙な物語系」と勝手に呼ぶことにする。
古くは「笑うせえるすまん」とか「Y氏の隣人」、懐かしいジャンプのホラー枠で言えば「アウターゾーン」、個人的に好きな「走馬灯株式会社」なんかがこれに分類されるかと思う。
何が言いたいって、掃いて捨てるほどあるそのような作品群の中で、過去に数々の名作も生まれてきたこのジャンルの中で、本作が最高傑作なのではないか、ということだ。
この「世にも奇妙な物語系」には、話の「定型」が決まっているタイプが結構あって、例えば「笑うせえるすまん」であれば、喪黒福造に出会って「ドーン」とやられるのが「定型」だし、「走馬灯株式会社」であれば「自分の今までの人生を記録したDVDを見る」というのが「定型」になっている。
本作の場合、「アンテン様」という神様に願い事をすることが「定型」なのだが、まずこの「定型」が、作品の装置として素晴らしい。
設定自体はいたってシンプルで、「ひとつ得れば、ひとつ失う」という人生の鉄則みたいな感じなのだが、そこから生まれる制約や矛盾、得るものと失うもののバランスといったところから、哲学的な深みを感じさせつつ、しかもポップに物語を紡ぐ様は、芸術的ですらある。
そして、明確な「定型」がありながらも、話のバリエーションの振れ幅は尋常ではなく、背筋が寒くなるようなホラーから、抒情的なハートフルストーリーまで、どこを切り取っても完成度が高く、隙がない。
舞台設定も、現代から、戦後から、江戸時代あたりから、と多岐に渡るが、これは、アンテン様が「神」であればこそ可能な設定の自由度であり、また、アンテン様が長きに渡り、人間の本質を見つめ続けてきた、という重みも感じさせる。
アンテン様、という「神様」のあり方は、何だかとても魅力的で、しっくりきた。
私は基本的には無神論者だし、多くの日本人は本質的にそうだと思うが、こういう「神様」がすっと入ってくる読者は多いかと思われる。
そういう意味では、実に日本的な作品でもある。
私は、「私とワルツを」でボロボロ泣いてしまった。
大人になってから、漫画でこれほど泣いたことは多分ない。by roka- 16
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5.0
アニメ化してほしい!
心温まる話もあれば自業自得で破綻していく話もあったりとアンテン様に願いを叶えてもらったいろんな人達の話です。
供物に込められた思いが深いほど叶えられる願いのランクが上がっていく感じで、願いに見合わない思いの深い供物を供えるとその余った分捧げた人に還元してくれる良い神様ですが、神様なのでもちろん怖い部分もあります。
もっとこの漫画知られてほしい!by シャリオット- 0
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5.0
怖いけど面白い!!
人間の欲とか、愛情とか、人の心の美しいところと汚いところを上手く描いている作品だと思います!アンテン様に課金?してしまう人の心も解ります!! 怖い話ばかりではなく感動する話もあって どんどん読んでしまいます☆ もしも自分だったらアンテン様に頼らずに生きていけるのか… ちょっと怖くなります!!
by 清心- 0
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5.0
突如現れるアンテン様。
賢く優しい人には優しい世界が待ってるし、
強欲我儘な人には天罰が待ってます。
色んな時代設定がありますが細かい描き込みと、続きが気になる流れに毎度感動してしまいます。by ミみ美- 1
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4.0
世にも奇妙好きは必見
想いのこもった物と引き換えに願いを叶えてくれるアンテン様。
1話は2人の登場人物の対比的な生き方、その後が面白いですね。よく読むとわかる伏線が散りばめられています。
感動的な話から、ゾッとする話まであります。by 溝口少年- 0
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