【ネタバレあり】[小説]王妃の大罪 それでも王は禁忌を犯した母子を愛すのレビューと感想

レビューが高かったので読んでみました。こういう苦労話好きです。ヒーローが一途で素敵でした。もちろんヒロインも。

気高くおおらかで芯の通った王妃。我が息子を連れ去られ自分の身を挺して悪から守る。愛する王であり夫である彼をも守るため悪女を演じて幽閉される。毎日神に祈った。どうか息子をお守りくださいと。王である彼に対する愛は生涯変わらない。やっと隠していた真実を彼に話せて少し楽になったが、身体は正直だった。ストレスが彼女を蝕んだ。胃に穴が開くほどに。やっといろんな事が解決される中、これまで娘として育てて来たアニをその後も大切に育てた。王妃として復位し取り戻した息子と共に娘として王と共に幸せになれて良かった。

宰相ヤバすぎる

全ての陰謀は宰相です。その手広さが実の娘にまで及んでて、もはや開いた口が塞がらない！！

いきなり不穏な場面からスタートしますが、術にヒーローの深い愛を感じました。溺愛ですよね。

もちろん冤罪なんですが、ヒロインと娘は修道院で暮らし始めます。もちろんひどい扱いです。ローサ修道院長はきちんと断じされてスッキリできますので。お楽しみに。
そんななか、ヒロイン親子に親切なミランダさん。まさかの関係者！いや被害者の方ですからね。良い人だったもんね。この人にまで裏切られたらしんどいもん！！
ヒーローの護衛騎士ルイスも被害者の方。ぜーーーんぶ宰相が悪いんです。孫も酷いです。やれやれ。

ヒーローが修道院にあわられるようになって、結局核心はアニの父親は誰だってとこ。なかなかヒロインも打ち明けられなかったけど、遂に吐血するほど精神的に追い詰められちゃって、ヒーローに打ち明けます。あースッキリ。
そこからは逆転劇。

ヒーロー父も大変だっただろうよ。
だけど、絶対紫の眼とかあるの？？アニの事もあるんだけど、一眼で親子かわかるじゃん？陰口無くならないよね。どんだけ大事にしてあげても。
なので、アニちゃん編のスピンオフをお願いします！！

前の作品でも思ったけど、印象的なセリフがあり、心に残る作品だと思います。

めっちゃオススメ〜!!

物語に惹き込まれて一気読みでした!悪役が極悪で後半まで四面楚歌でハラハラしちゃいました。最後はミステリー小説のようなタネ明かしで鮮やかでした〜!スカっとしました（笑）それと、終章での家族の様子もよかった〜！読後感がよく、皆さんに読んで欲しいです〜。なかなかのヒットですよ!