無色
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あらすじ
双子で生まれたグラフとミカ――兄のグラフに、魔力はなかった。一方の弟のミカは、強大な魔力を宿し、次期族長とも噂されていた。その里では本来、魔力を持たずに生まれた者は、神に捧げられる。魔力のないグラフが生きながらえたのは、ミカと双子である、ただそれだけだった。周囲からは、常に弟と比べられ、「お前は無能だ、なぜ生きているのか」と罵られ続けた。孤独と劣等感を抱えて生きてきたグラフに、やがて闇が近づき……。
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みんなのレビュー
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短編という無茶な形式
最初に断っておくが、私は短編という形式が、漫画も小説も好きである。
その前提で書くが、本作が「短編である」ということそれ自体に、いくら何でも無理がある。
超能力者みたいなのが生まれる村。
能力を持たずに生まれた子は生け贄みたいな存在として葬られる村。
そこで生まれた双子の兄弟。
弟は将来を嘱望される天才的な能力者であり、一方の兄は能力を持たない。
「双子だからいずれ能力が目覚めるはず」という理由で生を奪われなかった兄は、弟に対して劣等感やコンプレックスを持ちながら育つのだが…。
どうですか?
壮大なスペクタクル巨編が始まる予感がしませんか?
だが、繰り返す、5話完結である。
そんな無茶な。
もちろん、長くしようが短くしようが、制作者サイドの自由なのだが、物語のフォーマットによっては、どうしても語るのに最低限必要な「尺」というものがある。
およそ思いつく限りで、これほど短編に相応しくないタイプの話もないのではなかろうか。
どういう事情で成立した作品なのか知らないが、ちょっと無茶苦茶だと思う。by roka- 2
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4.0
ネタバレ注意です。
終わり方が曖昧ではっきりしない。
物理的には
おそらくハッピーエンドではない気がする。
しかしこの兄弟に関しては
最後の最後に分かり合えて
少しだけ救いがあった。
なぜここで終わるんだ!と
思ってしまうくらい
もっと見ていたかったし、
話が短く感じられた。
内容としては切なく、悲しい。
でもそのわりに
読んだ後の後味は悪くない。
ミカは最後までブレなかった。
グラフを大事に思う気持ちは
自分がどうなろうと消えやしなかった。
それがグラフにも
せめて伝わったことがよかった。
けっきょく悪いのは
父親とか、わけの分からない儀式。
それがすべての元凶。
とくに
魔力を持たない赤ちゃんの扱いが残酷。
この兄弟は何も悪くないと思った。by ツツピィー- 0
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5.0
魔力のないもの
魔力のないものはその特性がむしろ特性で、物語の謎を解く鍵になったりもするけど、このお話はどうかな。悲劇に終っては欲しくない
by さかなっつ- 0
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5.0
深い。
タイトルと絵が気になり、読み始めました。とても興味が出てくる内容だと思います。読んでみて、展開が気になります。
by 5ま- 0
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4.0
絵がキレイ
絵は好きです。丁寧だし。ストーリーはちょっと感情移入しにくい。外国の異能者の話?ビンとこない。珍しさはあるけど。
by ゆうたん9- 0
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2.0