【ネタバレあり】真綿の檻のレビューと感想（86ページ目）

榛花の家族は自分たちが毒だってことに全く気付いてないところが怖いです。だから榛花の旦那が酷い夫に思えるんでしょうね。まぁクズ弟が来てる時わざとそう見えるようにしてたんですが。ちゃんと守ってくれてるんですよね。毒家族の前で啖呵切ったのにはスッキリでした。

それぞれの視点で変わるストーリー

初めは、哀れでかわいそうな働き者の長女、姉の暮らしぶりを心配し様子を見に来る長男、その姉弟を育て上げた立派な両親…に見えますが視点が変わるとガラリと立ち位置が変わります。

お姉ちゃんなんだから

親からお姉ちゃんなんだからと損な役回りをさせられていた過去を思い出しました。
これって長子あるあるなんだなー。
登場人物それぞれの視点から描かれているのも斬新で、この時こんなこと考えてたのかと驚きもある面白い作品です。

共感しかない

自分の境遇ととてもよく似ていてびっくりです。「お姉ちゃんなんだから」「女なんだから」の言葉で何度嫌な思いをしてきたことか。
私の母が、小さい頃に同じような仕打ちを祖父にされていたことは、話を聞いて知っていました。「同じ思いをさせたくない」と、口では私に言っていたけれど、やってることは同じだったなぁ。男尊女卑、長男優遇がDNAに組み込まれちゃってる感じ。地方都市ではこんな家庭きっと多いのでしょうね。
主人公が自らの力で手に入れた安住の地、私もそこに辿り着きたいです。

作者買いしてみました。

始まりは、いつものテイストが違う？！
と思っていたのですが
読んでいくうちに、面白さがわかる!

姉の苦労。
私も長女なので分かる気がします。
始まりは、暗くて悶々としたストーリーでしたが
読んでいるうちに、悶々していたことが解消され
楽しく読めました。

スカッとする

広告で出てくるのでお試しで読んでみました。あー、最近漫画でよくあるモラハラ夫の話かーと思ったけど、かなり違った。そうきたか！と思わせられてスカッとした。

他人から見る自分もこんなにギャップがあるのかもと思える作品でした。主人公の強さとパートナーの支えが素敵

いつも面白いけど今回のはまた違う

どの作品も面白いですが、今回は他の作家さんが描いていそうで違っていて、リアルで面白く怖い。
母親って娘が可愛いけど反面羨ましいから、その部分が大きいと憎くなるのかと。

モラハラ？

旦那さんがモラハラ気質なのかなと思ってたけど…
子供は親の言う事全てを受けて育つ。なのになぜ自分の子を卑下するような親がいるんだろうか。娘なんだから、長女なんだから、言うこと聞いて当たり前ではなく、一人の人間として尊重しないと。
あと、深夜のダメ恋図鑑にハマったんだけど、同じ作者さんでびっくり❗️

いい意味で裏切られました

モラハラ夫とモラハラ両親に耐える話かと思ったら全然違いました。
とっても一途で妻思いの優しい夫。
スカッと気持ちの良い作品です。