【ネタバレあり】佐藤くんが死んでから、のレビューと感想

絵がとにかく好みだった…

読んでみて…読んで本当に良かった

総ての人が…というわけではないけど。死者が時折『ゾンビ』として戻って来ることのある街。

期間は～10日間くらい。ゾンビは生前の生活をなぞるという、ヒロインは転校生でクラスに馴染もうとせず壁を作ってしまう。
ゾンビとなって現れた『佐藤君』は生前、関係があったわけじゃない。なのに…ヒロインのお気に入りの場所にいる…
関わりのなかったはずの2人が、周りの悪意や知り得なかったはずの思いを知り繋げていく。

佐藤君は、何故戻って来たのか…ヒロインは、物言わぬ彼だからこそ心を開けた気がする…

最期…彼の見せた笑顔は、きっと生前どうしても見たかったものが見れたからだと思うけど…

やっぱり切ない…生き生きとした佐藤君をもっと見たかったしヒロインが、傷を乗り越えて人の輪に戻るところも見たかった

幼馴染みの彼も、もっと納得いく答えが欲しかったよね…本当に考えさせられる…

生まれ変わって！

切なすぎて涙が出ました…
ゾンビになった佐藤くんに冷たいけど、実は生前親友でケンカ別れしてた市橋くんの行き場の無い想いと、ゾンビになってから（死んでから）生前の佐藤くんとの関わりを知らされ、彼の想いに応えたいと願う穂積…
人との関わり合いって、生きてるうちに大事にしておかないといつまでも悔いが残る…死んでから後悔したって取り返しがつかないということを改めて感じた作品でした。それぞれの心理描写が素晴らしいと思います。
それにしても最後まで佐藤くんが可哀想すぎる…生き返って（生まれ変わって）皆と再会できる続編を掻いて欲しいです。

ギャップ

全体的には普通の少女漫画的なイラストなのに佐藤くんだけリアルに怖めのゾンビなのがなかなか面白いと思いました。

人気者の佐藤君がゾンビになって現れるという斬新な設定ですが、とにかく切なくて、どんどん泣けます。ハッピーエンドも見たいなぁ

両親を亡くしてずっと無理して生きてきた佐藤くん、、、ゾンビになってしまったけれど最後は幸せになってほしいと願うばかりです、、

なんか

せつない話だった。ゾンビが生前と同じ行動し、迫害まではしないが、疎まれる存在と言う不思議なスタートで、生前もゾンビ後もせつない。

ゾンビ

死んでから佐藤君がゾンビとして復活。ゾンビになってから、彼のことを知ることになる。人気者だった彼にも、ご両親が他界されていたり複雑な事情がたくさん

面白い

最後が完全なハッピーエンドではないんだけど、切ない余韻みたいなものを感じる終わりで
モヤモヤした感じは残らなかったかな？って感じ。
絵がとても好みでいい感じだったかも。

佐藤くん、、ハッピーエンドが良かったです。
けど、人の生き方を変えられるそんな存在で心にいつまでも灯し続けることができるそんな存在になったと思うことにします

ゾンビとのお話。

この世界では死んだ後ゾンビになるという人が存在するらしく、ある日クラスメイトの佐藤くんがゾンビになって帰ってきた！っていうお話。

基本無表情で温度のない体、ただただ日々を
「生前の習慣」になぞって行動するゾンビの佐藤くん。
些細な事がきっかけでヒロインの志田ちゃんは
佐藤くんに関わるようになる。

って感じの、さくっとサラッと読める内容かなと。
凄い濃厚な内容って訳では無いけど、壁を作って人を知ろうとしなかった志田ちゃんが
佐藤くんをきっかけに少し前を向けるようになったしいいラストではあった気もする。

死んだ後ゾンビになってるから
帰ってくるとか、何か奇跡が起こって「死んでなかった」とかそういうことは一切ないから
完全ハピエンでは無いけども、佐藤くんも志田ちゃんも多分きっと救われたんじゃないかなって思えます。
ただ、市橋くんのことを考えるとちょっと、もう少しだけ市橋くんを救ってあげて欲しかった感じもするかなぁ…そこだけちょっと不満ってほどではないけど寂しすぎるから星1つ減らして星4。

物語的には好きでした。