【ネタバレあり】遥か遠き家のレビューと感想

救いを求めて手を取り合った2人は

このレビューはネタバレ閲覧注意⚠️です！
なるべく控えめに書こうと思いますが…

親から過剰なまでに神への忠誠を求められ
厳しく監視されるアランは持病があるんだけど
　　　7歳の時に信頼してた神父から暴行を受け
　　　自分を神の教えに背いた許されない存在として
　　　小さな街の中で息を潜めて死んだ目をしてる
一方あてもなく街から街へと移りながら
自分の自由のままに生きてるヘイデン
　　　親から見捨てられ荒れるがままに
　　　薬にも手を出して自分の居場所を見つけられず
　　　愛してくれる人を求めてて

そんな2人が出逢って逃亡の旅に出る
初めて街から出て自由に喜ぶアラン
そんな彼を見て幸せを感じるヘイデン
愛し合う2人はこれからどんな所にも行ける！
　　　　　‥そう思ってたんだけど

どこまでもどこまでも救われない…
ただ幸せになりたい
誰かに許してもらいたい 愛してもらいたいと
思ってるだけなのに
　　　　ここに出てくる大人たちは
　　　　自分のことしか考えてなくて
　　　　ひたすらやるせない

2人が追い詰められていく様子を本当に見たくない
でも目が離せなくて
ただただ涙が溢れるのを
堪えることもできませんでした

最後は互いが互いを帰るべき家なんだと気づいて
幸せな気持ちになって…
　　　　それだけが救い、なのでしょうね

辛い辛い辛い。
切ない切ない切ない。

出逢ってお互いが、お互いの居場所になっていって
愛し合って、なんで幸せになれないのかな～。
辛いです。
泣けた。
これからは、ずっとずっと一緒ですね。
星5にしたいけど、辛いので4で。

まず、とにかく絵が美しい。
90年代のアメリカが舞台。読み終わると映画1本見終わったような充実感。
信仰とか、宗教的要素が強く考えさせられる。じーんとくる。
ハッピーエンドとは言えないかもしれないけど、最善な終わり方だと思う。
かなり、おすすめ。