【ネタバレあり】伯爵と泣けない天使のレビューと感想

父親が亡くなったあと何者かに狙われながらも妹たちを養っているテッサ。後見人として現れたペイトンを信じることで心の重石が外れ素直になれたように見えました

自分が家や妹たちを守らないと、と弱音を吐かず一生懸命なヒロインに少し同情とともに誰にも頼ろうとしないのは強情で可愛いげがないなとも思いました。
でもヒーローに甘えられるようになってよかったです。

ヒーローも身分がある割には傲慢でなく、包容力もあって素敵でした。

ハーレにしてはヒーローの性格がまとも

ハーレはヒーローの性格が歪んでいて、人を信じられず、
ヒロインがその心の壁を打ち砕くパターンが多いけど、
このハーレは全く違う。
ヒーローの性格が明るくてまともなのだ。(笑)

しかも、このヒーローは、
外交官の父を持つヒロインを騙し、
ヒーローの方からヒロインに近づき、
ヒロインが持っているはずのロシアの機密リストを
英国外務省のために入手すると言う設定。

何とかヒロインから機密リストを入手しようとしてるうちに、
ヒーローはヒロインが好きになってしまい、ハッピーエンド。
明るいタッチのコメディを読んでいる気分になった。