5.0
ポイントの価値あり
ヒロインの女子高校生は、自己肯定感が低く、地味で目立たないようキャラで過ごしていましたが、クラス替えでひょんなことから、学校内のスターである五十嵐君と一緒に学級委員に学級委員になります。五十嵐君の率直な正義感に感銘し、淡い恋が芽生えるのですが、ひたすら自分が傷つかないようにとその思いを押さえつけています。でも、折に触れる五十嵐君の優しさや言葉に、「もしかしたら」という気持ちと、自分も彼のような勇気を持たなければと気持ちから、だんだん、強く成長していきます。
高校時代ではありませんが、私も、恋愛を通じて、自分を率直に出すことを覚え、強くなったと思います。誰でも経験していることかもしれませんが、その過程や揺れ動く気持ちが丁寧に書かれています。
話がゆっくり流れ、1話が短いので、そのことに対する否定的コメントも多いですが、ポイントの価値は十分あると思います。
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