2.0
私に見届ける勇気はないけれど…
いきなり主人公が転落死?!それも、かなりグロい形で…。さらに、その上を行くヒーローの登場の仕方は○子ばり…紛れもなくホラーです。吸血鬼モノって「ポーの一族」以来、必要以上にロマンチックに描かれることが多かったけれど、現代に吸血鬼が存在するとしたら、案外このお話のように生きづらいのだろうなあと思わざるを得ません。それにしたって、ヒーローに自分の目をナイフで突かせる描写って、あり?漫画とはいえ、目を背けたくなりました。
ヒロイン樹の運命も過酷です。ようちゃんと二人、この先幸せになれるのか、あまり確信がもてません。ただ、人間の嫌な面をこれでもかと言わんばかりに主人公たちにぶつけている分、人間の弱さや愚かさを浮き彫りにしている作品とも感じます。二人の行く末を、最後まで見届ける勇気のある方にはおすすめです。
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