みんなのレビューと感想「ケーキの切れない非行少年たち」（ネタバレ非表示）（92ページ目）

考えさせられます

広告をみて一度よんでみたいとずっと思っていました。時代がどんどん変わっていくなか子供達を取り巻く環境も日々変化して、社会にどのようにして順応していける子になって行くのか興味深いです。

辛くなりました。

こちらの作者さんの「子供を殺してくださいという親たち」という作品が衝撃的だったので、こちらも読んでみました。とても暗いですが、考えさせられました。

社会の一側面

非常にリアルな社会問題を真面目に切り取ったマンガでとても考てさせられる。
知的障害や発達障害で犯罪行為をしてしまう子供は一定数いるが、どれも幼児期や児童期に適切な療育を受けられなかった子供で、ちゃんとケアされた子供の犯罪率は一般の犯罪率より低いということも世間には知ってほしいと思います。

あー、やっぱりね！と、妙に納得してしまうリアル過ぎるマンガでした。
こういったお仕事をされている方には本当に頭が下がります。

「子供を殺してください〜」の作者さんですよね。あれも読めば読むほど知らない事ばかりで、どうしようも出来ない葛藤がありました。
こちらもそういうしがらみがあるんでしょう。
カーキが同等に切れない、小学生でも可能な事が理解できないまま体が大きくなり力も強くなってしまう。理解して消化出来ないのには理由があるはず。この統計をとった先生はすごい。

なかなか興味深く面白い作品だと思う。何が彼らをそうさせたのか。遺伝子的に問題があるからなのか。生い立ちとか環境とか読みながら色々考えさせられる。

面白い

ケーキを切れない少年がいるなど、普通に暮らしていたら想像もできないがこれが現実なのだと考えさせられました。

非行少年のせいじゃない

身につまされる話が多いのですが、残念ながら現実に世間で起こっている事ですね。
非行少年は何らかの発達障害や劣悪な環境でうまれてくるのであって彼らのせいじゃない。
ただその狂気の被害に遭ってしまう被害者の事を考えると、医療的な保護が必要だとあらためて感じました。

テーマがテーマだけに

おもしろ楽しいテーマではないだけに、きっちり一言一句読み込みたいです。(本作品に限らずだが)読み取れない文字があるのは商品として問題では？
難しいテーマだし、すごく興味はありますが、障がい者かそうでないかの線引きも、個人的には、ある条件においての一指標でしかないとも思えて。対象者と案件によっては百人百様の展開になり得るでしょう。先が気になる作品です。

タイトルが

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気になり読みだしました。
精神科医の医師がどのように診断をし
なるべくして良い方向に導いていくのか
また、少年たちが立ち直る事が出来るのか
犯罪を繰り返してしまうのか内容がとても考えさせられますね。