新装版 凍りの掌 シベリア抑留記の投稿まとめ

新装版 凍りの掌 シベリア抑留記
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作品レビュー レビュー14件

お役立ちレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    シベリア抑留

    私の父は外地からの引揚者です。終戦後、工場を風邪で休んだ父は、その日、工場長と若い男の人が、ソ連兵に連れていかれたことを知りました。工場長は結婚したばかりで、抑留された後、病死したそうです。父はすぐに、妻と子を連れ、病気の祖母を背負って、北朝鮮から、南朝鮮まで、歩き、舟に乗り、逃げたそうです。そして、南朝鮮で、引き揚げ船を待って、帰国したそうです。母は終戦日と言いたくないと言っていました。  敗戦日つぶやく母は引揚者

    by 山伏
    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    戦後も続いていた「戦争」

    ネタバレ レビューを表示する

    大まかな知識としては知っていても実感を伴ってとらえることがなかったシベリア抑留。
    その凄惨さが描かれており、
    思わず最後まで一気に読んでしまいました。
    S20.8.15といえば終戦記念日ですが、
    抑留者にとってはそれからが、長いシベリアでの戦いの始まりだった訳です。
    理不尽で非道な扱い、強制労働、飢えと寒さ、疫病の蔓延など辛酸をなめ尽くされた抑留者の方々に捧げる適当な言葉が見つかりません。
    また、終戦したのに故国日本の土を踏めず、シベリアの凍土にてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。
    帰国された方への補償が不充分で遅かった事や、亡くなった方の遺骨の返還が進まない事は大変残念であり、解決されるべきで忘れてはいけない事だと思います。
    この作品がもっと世に知られる事を願いますし、
    私もシベリア抑留を取り上げたノンフィクションを
    もっと読もうと思います。

    • 1

最新のレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    絵が優しいので厳しい内容の作品でしたが読み進めることができました。
    夫の亡き祖父が戦争経験者で戦地であった話は一切話さなかったそうです。。本人が黙るそうです。
    そして必ず、戦争なんてするもんじゃない、それだけ言って席を外してしまう。

    今も戦争が起きてますが何かを得ることはなく
    失うものが多すぎます。

    by 花嵐
    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    作者買い

    ほんわかとした、絵柄なのが、余計に切なくなります。テレビや本では学んでいましたが、一人にクローズアップしている所が新鮮でした。少しですが、作者がこの作品を書き始める過程があるのも良いと思います。

    by mdfoe31
    • 0

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