4.0
特別な2人が織り成す展望への物語
それぞれの一族の中で、一番バケモノ(特別な存在)が様々な思惑で対となるのだが、2人とも幸せではない日々を過ごしてきたお陰で、対となった事が帰る場所を産みだし、また自分だけのモノとなったことで惹かれ合う。どちらの枠の中に居ても特別視(バケモノとして視られる)されるのであれば、逸そ2人で出るかと抜けるが不運なことに外からやってきた人間に受ける片割れが銃で打たれてしまう。…やっと見付けた対と最後に共に逝けないと嘆く雄叫びは、ハッピーエンドへのドアを抉じ開けたか…個人的にはとても素敵な物語だと思いました。屈強で生きてきた2人が最後光の中で微笑んでいるのを見れ、読み手の己まで幸せにしてくれた。有り難う御座います。
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