サギ、欲情に鳴く
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あらすじ
「私は30半ばをとうに過ぎても」「いまだ少女のように自分を探し続けている」最近サギ被害に悩まされているある町で、羽田りつかは子供は作らなかったが経済的に安定した夫と一軒家に二人暮らしをしている。世間的に見れば恵まれた方だと言われるが、彼女は「自分には価値がない」と思わない日がない。将来に夢がなく世界から取り残された思いを抱きつつ日々を送っている。彼女がパートで入っている惣菜店には毎週火曜日に必ず唐揚げを買いにくる「からあげくん」と呼ばれる高校生男子がいた。周囲から風変わりな男子と見られている彼とりつかはある小さな事件で関わりを持つことになる。自分が彼にのめり込んでいくとも知らずに…。
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みんなのレビュー
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現実的な世界で好き
無料分読みました。
絵は簡素な感じがするけど、他の漫画とは少し雰囲気が違ってて、人の心を問うお話で結構好きです。
個人的にはこういうタイプの人がいるんだなぁと、少し驚きもあったり、ある程度大人な年齢の女性の気持ちが重なったりして、読み応えがあるなぁと感じました。
自分の中の欲って、控えめな人と強い人といると思うけど、控えめな人がその自分の欲求と向き合う様は、とても応援したくなります。
私は時々自分が分からないけど、欲求には素直だし信念が強いので、自分とは違うのはまた面白く感じます。by ringo//- 1
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5.0
引き込まれるし、切ない
最初は暗くて重い話だな、と思っていたのですが、りつかが要くんを受け入れて少しずつ変化していく描写に引き込まれました。要くんは、本当に真っ直ぐで眩しい!
純愛だなぁって思うし、色々切ないなぁ。。
桜井さんが登場し、最初は嫌なやつかと思いきや、中々いい味出していて、結構虜になっています。
しかし、一番の闇(病み)は旦那ですね。
モラハラもいいとこだけど、何かトラウマでもあるのかな?
りつかが幸せになるといいな。by しーちゃん119- 1
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4.0
自分には価値がないと思っている主婦りつかといつもいじめられ自分はおかしいと思っている要。
お弁当屋さんのパートとお客さんとして知り合うが次第に惹かれ合います。
純真無垢だが弱々しい要と人との付き合い方が上手くないりつか。
そしてりつかのモラハラ夫のさとくん、その愛人、要の同級生の桜井さん、おばあちゃん、みんな愛を求めてもがき苦しみます。
それを見つめるサギの目がリアルで人間の心を見透かした様です。
さとくんの闇は深く生い立ちから少しかわいそうで、嫌な人かと思われた桜井さんが根はとてもよい子でかわいく思えてきます。
りつかと要君が知り合った事でみんな変わって行きラストはハッピーエンドとはいかなかったですが意味のあった出会いだったなと思いました。by きままなアーノルド- 0
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4.0
自分の物語
冒頭4話のみ閲覧しました。
私の夫はモラハラではないですし、懐いてくれる高校生も私にはいませんが、
自分のことが描かれているのではと疑ったほど境遇が似ていて驚きました。
モラハラ夫のセリフは自分自身に対し常日頃から感じている内容そのものだし、主人公が精神的安寧の為に自分より不幸な人を探す所にすごく共感しました。
決して褒められた行為ではありませんが、こう言った心理はデフォルトで人間に組み込まれているものだと思います。
サギは欲望に忠実で現実社会に迷惑をかける存在として現状主人公とは対称的な位置にいますが、
主人公が今後サギに対し何を感じ 社会とはどう向き合っていくのか、彼女に似ている私はとても気になります…。by はらへったし- 0
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4.0
無料分2話読みました。
主人公が他人を観察しながらこの人は自分より不幸だろうか考えたり、そんなことを考えてしまう自分を醜いと思うところにちょっと共感。
旦那さんの上から目線のいやーな言葉。事実なんだろうけど愛を全く感じない。そのくせ「家族」と言う言葉で縛っているような。
高校生とサギが主人公にどう絡んでくるのか(自ら絡んでいくのか?)続きが気になる作品です。by 匿名希望- 1
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