5.0
思いやりでできていくものは?
ざっくりまとめると、8歳の年の差なんて大人になったら関係ないっ!というお話。結婚を夢見る咲花と将棋三昧で世事には疎い一生、破れ鍋に綴じ蓋とまでは言わないけれど、この二人が結ばれることは、昔から決まっていたんだろうな…そう思わせてくれる空気感が、全編通じて伝わってきます。
どこか浮世離れした二人が、とにかくかわいい。咲花は、一生のために一生懸命で、ほんわかしたビジュアルに似ず、Hに真っ直ぐ。(TLだから当たり前?)一生は、将棋と咲花がとても大事で、外見は草食系なのに、中身は絶倫肉食系。(TLだから当たり前?)咲花のせいでできる寝癖もまた、よき♡まさに、鴨ネギ夫婦だわな〜。
気になったのは、和服や和室に慣れているはずの一生が、座布団を踏んづけてしまっているシーンがあることと、咲花が、襦袢を身に着けて、浴衣を着ようとするシーンがあること。細かいところかもしれないけれど、どちらの行為も???で、ちょっと残念だったかなぁ…。
ラストシーンでの咲花のモノローグが印象的です。「あたたかい家庭は つくるものじゃなくて 思いやりでできていくもの」不器用な二人の成長物語、星5でおすすめです。
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