みんなのレビューと感想「セックス依存症になりました。」（ネタバレ非表示）

これを読むためにめちゃコミに登録しました

こちらをTwitterで知ってから、毎週必ず週プレの連載で読んでいました。
グランドジャンプに移籍して、めちゃコミでも掲載されると知り、こちらの漫画目当てで早速登録しました。

この作品を、単純に「面白い」と言っていいのかどうか悩みます。形容する言葉を選ぶのが難しい作品です。
もちろん文句無しで最高に面白いのです。
しかし、簡単に(ある意味軽薄に)面白いと言うには、余りにも読後の感情が複雑すぎる。

読めばわかりますが、この作品は津島先生の人生そのものです。
トラウマ、心と体に受けた傷、乗り越えてきた過去、出会った人々、自身の率直な感想など…全てをさらけ出されています。
これでもかと迫り来る先生の人生を知り、一読者としても居ずまいを正さずにはおれない。
人生において、自己を知り、改革することは辛い。辛すぎる。津島先生ほどの過去をお持ちの方なら尚のこと。
それなのに、徹底的に自己と向き合われて、客観視されている先生に感服の一言です。
とにかくすごい作品です。

登場人物たちについては、もう十分すぎるほど作品中で心理分析されていて、個人的に腹落ちしているので、一介の読者があれこれ分析したりしたくないので触れません。

とにかく、この作品を読むと、人間の脳の不思議さと無限の可能性を感じます。

人間は哺乳類であり、地球上の動物と出自は同じでありながら、ここまで複雑な脳を持ったことから、全ては始まっている。

長ったらしく語ってしまったが、とにかくおススメです。ぜひ単行本化して欲しい！

すごく真面目な本

精神科病棟で勤務していたことがあります。その頃に読んでおきたかったと思います。漫画は娯楽の一環というのが基本ですけどこれは娯楽プラスすごく勉強になります。EMDRの使い手はあまりいらっしゃらないのでその治療記録としても興味深いものがあります(多少の脚色はあるにせよ)
精神疾患は本人の訴えや行動から判断するしかないのでその本人にどう見えていて、聞こえていて、思考し、行動してしまうのかというのが漫画という表現ですごくよくわかります。
精神医療に関係する人が読んでも面白いですし一般の人が娯楽として読んでも単なる娯楽以上のものが残る漫画です。

私も誤解していました

有名なのがタイガー・ウッズですよね
あの当時彼はセッ〇ス依存症として連日芸能ニュースで取り上げられ、内容としては奥様に莫大な慰謝料など面白おかしく放送されていた記憶があります
周りにもそのような依存症の方がいないし「ただの性欲獣なんだな笑」って思っていました、この漫画を読むまでは、、、

何故メディアは人の病気を馬鹿にするような事をするんでしょうね、、悲しくなります
何にせよやたら女好き男好きや、不特定多数と関係をもつ人の中にも過去の辛い記憶があったり、大変なストレスを抱えている可能性がある事が理解でき、一概に卑下してはいけないのだと勉強になりました

それとこういった虐待をしているクソ親をどうにかしないと確実に繋がっていく子孫に影響し社会的にも不幸を招いてしまう
もっと踏み込んで皆で助けられないものなのでしょうかね、、、
他人に関わらない社会の風潮も変わってほしいし変えたいと思います

週プレで

読んでましたが、これ、ずっと無料ってすごい内容だ‼️と貴重に思っていたら、案の定有料に移りました（笑）

これを読んでから、よくニュースになる芸能人たちのおかしな行動は、病気なんだなと分かりました。だから、報道で面白おかしく取り上げたり叩いたりするのでなく、速やかに入院させてあげてほしいと思います。

そして、電車に貼ってあるポスターを見ては、『チ◯ンは犯罪です』がいかに無意味で無力な文言かと分かり、『チ◯ンは病気です。今すぐ病院へ』に変えれば良いのに、と思ってます。

これは読んでおくべき

他の方々もおっしゃっているように、“性依存症”というものを誤解していました。
その人自身の問題ではなく、ほんと、どうしようもない病気なのだと。
そして読んでいて、自分にもそういった節があることも気付けて他人事では全くないなとひしひしと感じています。
自分を卑下するのではなく、自認して、自分が幸せと感じる方向に日々を暮らしていきます。

この書籍に出会えてよかった。
もし、私の大切な人や家族が依存症で苦しいとき少しでも微力でも理解や手助けになったらと思います。

先生、大変なご苦労があったかと思いますが(今も続いているかもしれません)このように本にしてくださってありがとうございます。

病名だけで快楽主義のひと、と勝手なイメージを抱いていたことを、この漫画を読んで恥かしく思いました…。
過去の経験や家庭環境、脳の間違った認識などいろいろな問題からくるものなんですね。
そういえば、アルコール依存症の親戚も家庭内の問題や鬱をかかえていました。
様々な負担をかかえこみ、解決法がわからず自分でも気づかないまま病気になってしまう…。
他人事じゃないんだなと思わされる漫画です。

私も同じだと思いました。
思い当たる節がある。
離れられたく無いから体を提供する。
風俗で働いてるわけではないですが、女という価値を売って2人程相手がいる。
女はお金と権力を求める…ホントにその通りです。
体への虐待は無かったものの、言葉の虐待を受けて育ってきて早くに実家を出てるので、大人になった今でも平和に育ってきた家庭の子が仕事で文句ばっかり言ってるのを見ると「だからぬくぬくと親に守られて育った奴は根性無いんだよ。自分の実力の無さを棚に上げるな」と思ってしまう。
もちろん口にも態度にも出しませんが、平々凡々に育った苦労知らずの男は大嫌いなんだよ。って…上記の発言、全て男性にだけそう思ってしまうんです。
軽い女なのに、寄ってくる男を軽蔑してる。
暴力も笑ってしまう私は作者さんと同じです。

これ某所で最終話まで読みました。レビューで40になればコントロールできる、とかありますが、そういったモノではありません。筆者のまさに血の滲むような努力によって克服された闘病記。好奇心で読まれる方もいるかと思いますが、偏見を払拭するためにも読んでほしい。

性依存性のエッセイ漫画。面白かった。

中々・知ることの無い『性依存性』のエッセイ漫画。
壮絶で、どこかコミカルで、ぐいぐい読ませてくるので、とても面白いかったです。(←フィクションが混ざっているとは言え)

私は週プレ版も読んでいたけれど、依存症についての知識や治療と回復についても、これから色々出てくるので、
もし自分が何らかの依存性だったら、役に立つ漫画だろうなと思います。

最初は絵が荒いけど、話が進むとクオリティがぐっと上がるので、作者の上達をみる事が出来る連載だと思いますw

これを読むために登録しました。

性依存について、作者の実体験も反映し、人に話すのはツラいことだろうにそのままさらけ出してくれており、大変切実に理解が深まります。

ウツや毒親、アルコール依存の書籍や漫画はよく目につくようになって認知が広がっていますが性依存についても認知が広がっていってほしい。応援しています！