【ネタバレあり】エリスの聖杯のレビューと感想

ひさしぶりにハマった作品

貴族というだけで、罪を問われない世界観の中、10年前にあっけなく処刑されてしまった侯爵令嬢の復讐を手つだつことになった誠実第一の地味キャラ主人公。
処刑の裏を探っていくと、閣下レベルのヒミツが隠されていて…。

処刑されてしまった侯爵令嬢、スカーレットが気高く痛快で、目が離せなくなりました。
大好きな作品です！

ちょっと前の作品ですが

読み始めたらハマりました。読むほどに謎が深まるミステリーです。不審な貴族の合言葉のキリキ•キリクク、入れ墨や楽園、エリスの聖杯が何たるかも。スカーレットが冤罪で処刑された10年前から貴族間に蔓延る違法？不正？な取引の真実がコニーとスカーレットと仮初婚約者となっまランドルフの手によって詳らかになるのかな。ワクワクします。

なんやかや言ってコニーとスカーレットはなかなかいい関係ですよね。スカーレットにとっては良い相棒なんじゃ？スカーレットを陥れたのは誰なのか、気になります。

10年前に公開処刑をみた貴族令嬢が、その亡霊に導かれて、貴族社会で成り上がるとともに、国の危機を救うことになる。勧善懲悪サスペンスで、話が面白いです。

ミステリーな感じもあって面白いです。婚約者と浮気相手を見返せた時はすっきりした！2人のヒロインもタイプは違うけれど魅力的なキャラです。

いいね！他力本願！

いいね！他力本願！
このヒロインの味方さん、どんだけすごかったんだろう？
あのときの縁がいまここからはじまる

始まりはスカッと！

主人公のコニー、小宮殿で婚約者の裏切りを知り、さらにその浮気相手に濡れ衣を着せられそうになりますが、スカーレットがのりうつり、バッサリと逆にやりこめます。スカッとします！だけど、もちろんその見返りを求められます。それがとんでもなく
大きな話になって.....面白そうです。

謎が謎を呼ぶ展開に翻弄されてしまいました

父の言いつけを破って広場に、美女が呪いの言葉を吐きながら処刑されるのを見に行ったのは、子爵令嬢のコニーが6歳の時だった。それから10年の歳月がたち、コニーは16歳になり、王宮の小宮殿で開かれる舞踏会に招待されていた。友人の借金の保証人になって困っていた父親を助けるために、数カ月前商人の息子のニールと婚約したので、婚約者と行く初めての舞踏かいだった。だがニールが男爵令嬢と浮気をしているのを見てしまったコニー……。皇太子が10年前婚約者だったスカーレットを断罪し婚約破棄を宣言した舞台だった小宮殿で、婚約者に浮気の真偽を問うべきか悩むコニーの前に、そのスカーレットの幽霊が現れて……。

どうなるんだろ？？

始まりは、コニーが小宮殿で稀代の悪女スカーレットの姿をそれと知らずに見て取って、声をかけたこと。
いや、コニーが幼い頃、スカーレットの処けいを見たことなのかな？
とにかく、その縁で、婚約者に裏切られ、その浮気相手に嵌められそうになったコニーを、ただひとり、スカーレットが救います。
流石の悪女、それはもう容赦なく、婚約者も浮気相手もこてんぱんにやっつけて、ああスッキリ！と思いきや、当然悪女はその代償を要求する...。それは、自分の死の真相だった！という話。
ザマァ展開からのミステリー要素が面白いし、スカーレットの友人リリィ様も亡くなっており、その死の真相も疑わしかったり、過去から今に続く黒幕がいそうです。
誠実がとりえの、気弱な令嬢であるコニーが請け負うにはあまりに荷が重いミッションに思えますが、ブレーンとしてのスカーレットとコンビを組みながら、どうにか危機を脱していくのかな...？
まだまだ物語の序盤であり、展開は読めませんが、すごく面白そう！と思わせる作品です。

スカーレットがカッコよくて！

コニーちゃん、誠実なのは良いけれど、ちと流されすぎでは？と思ってしまいました。世界観は好きだし、復讐もの好きなんですけど、主人公のコニーより、スカーレット姐さんの方がカッコよくて好きです。今後の展開が楽しみで課金してしまいそう！