罪は白銀のなか

あらすじ

誰にも知られてはいけない秘密を、私たちは共有した――。彼氏からのDVに怯える楓が出会ったのは、不器用ながらも優しい青年・亮平。だが、ふたりは決して許されない罪を犯してしまう。行き場のない虚無感の中、ふたりが選んだのは…!? 繊細なタッチで描く、衝撃のダークサスペンス!!

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みんなのレビュー

  1. 評価:3.000 3.0

    死ぬ気で愛して

    主人公二人の罪を容易に肯定できるかは別として、作品のスタート地点では、私は二人に幸せになってほしいと願った。
    私は阿呆なロマンチストであるから、独善的であれ何であれ、愛を応援してしまうフシがある。

    しかし、である。
    読み進めるにつれて、二人を応援する気持ちは薄れていった。
    これは、他作品との比較で申し訳ないが、「私の正しいお兄ちゃん」という傑作を読んだときとは全く逆の感情の動き方だった。
    なぜだろう。

    「私の正しいお兄ちゃん」のレビューの中で、私は、主人公の二人が、嘘も秘密も欺瞞も罪も、全て受け止めて背負って、必死で許し合おうとしながら、互いのことだけは失うまいと、懸命に生きている、という意味のことを書いた。
    それが愛し合うってことなんじゃないか、と書いた。

    本作の二人は、違う。
    ものすごく冷たい言い方をすると、覚悟がない。
    二人が上手くいかないのは、基本的に、互いの過去の傷のせいだ。
    それにまつわる、自らの弱さのせいだ。
    その弱さに対しての向き合い方が、なってない。

    自分の弱さとの向き合い方というのは、二つしかないと思う。
    あくまでそれを克服するために努力をするか、弱さを愛するか、どちらかである。
    どっちにしたって楽じゃない。
    でも、本作の二人には、そのどちらにも必死になっていない。
    ちょっと雑に言えば、自分の弱さに、流されているだけだ。
    たから、受け止めることも背負うことも許し合うことも守ることも、どこか浅薄に感じられてしまう。

    何というか、もっと必死で愛そうとしてほしかった。
    何となくの幸運で続けてゆけるほど、あなたたちが選んだ愛は甘くないよ、と思った。

    by roka
    • 4
  2. 評価:3.000 3.0

    思ってたよりダークな内容でした。2人とも闇抱えすぎてて、せっかく出会えていい感じだったのに(罪は犯しましたが)、また抱えてる闇のせいでこじれてきて最後どうなるのか気になります。

    by 匿名希望
    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    無料版しか読んでません。絵きれいですね。面白そうなので内容でした。ただ必要ポイントが高すぎるので、続きは買わないと思います。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    ざわつきます

    多分読めば面白そうな ミステリアスなストーリーなのでしょう。読んでみたいのですが 何分75ポイントは高すぎますね。やめときます。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    なんと

    絵のふんわり感とホワホワした感じからは
    想像つかないけど
    スリリングなダークファンタジー。
    好きな人は好きそう

    • 0

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