映画化してもらいたい
主人公が若くイケメンの騎士ではなく、老年に差し掛かった伝説の騎士というのにまず惹かれました。腰痛や持病、すぐには動けない四肢など中高年あるあるですが、いまだ衰えない剣の腕と人生の知見に加えて、グルメや旅を満喫しようというお茶目な人柄もバルドの魅力です。設定に奥行きがあり、映画化しても遜色ない作品だと思います。その際は往年のショーン・コネリーがバルド役にピッタリだと思いましたが、もうお亡くなりになりまして残念です。
- 22
主人公が若くイケメンの騎士ではなく、老年に差し掛かった伝説の騎士というのにまず惹かれました。腰痛や持病、すぐには動けない四肢など中高年あるあるですが、いまだ衰えない剣の腕と人生の知見に加えて、グルメや旅を満喫しようというお茶目な人柄もバルドの魅力です。設定に奥行きがあり、映画化しても遜色ない作品だと思います。その際は往年のショーン・コネリーがバルド役にピッタリだと思いましたが、もうお亡くなりになりまして残念です。
小説も全部読みました。
原作小説の一話の繋がり、人の繋がり等の全ての伏線が後半で徐々に、そして読後、全て回収される話の顛末は見事です。その為何度も読み返した小説でした。
力のある小説の場合、絵に恵まれずマイナスポイントもある中、マンガ家さんの画力もあるので、戦闘シーンのワクワク感も、料理の美味しそうな所も、見応えがありました。
私が一番気に入っているのは、鎧の書き方が見事で、マンガにありがちな「それ、防御力なくね?」といった事も無く、剣士それぞれの特性や動きも加味したデザインは秀逸で、ポルポの作った革鎧や、ジョグ・ウォードの黒鎧は色んな角度からじっくり見てもあきません。
公開されている話はまだかなり序盤なので、私の一番好きな章はまだマンガ化されてないのですが、早くそのマンガが見たくてウズウズしています。
さり気なく始まるが、それでもしっかりと読み進めることができる、画力、キャラ、ストーりーにのって読み進めるうちに、ロードムービーのように、少しずつ、時間と空間が遠近感をもって現れてくる。
ヒロインの人生も少しずつ、解き明かされる点以下になっている。
クラシック、名画のように、レベルが高い作品。
色々な要素が、老騎士の人生を縦糸に、展開される。
渋い!渋すぎる!その上、バリバリのチートキャラって訳でもなし、身体的ご苦労に事欠かない主人公。最初はすこし驚いたけど、過去を語れる分、話に深みが出ていて良い感じです。元気に頑張ってほしい!
5.0