【ネタバレあり】夫は私の夫じゃないのレビューと感想

サイコな話し

最初は、冴えない女性がハンサムな卓也に結婚を申し込まれて、幸せいっぱいだったのに、実は既婚者で別の女性との間に子供を儲けていて、結婚詐欺？重婚？というお話からスタート。
実は、卓也は資産家で両親が亡くなり、叔母に育てられるのだが、その叔母が危ない思考の人だった！
優秀な遺伝子を持つ子供を沢山産ませて、ユートピアを作る？みたいな洗脳を卓也に施して、女性を物色した挙げ句、結婚ちらつかせて子供を作っていた。
騙されていたと知った女性達が反乱起こして、卓也と叔母は逃げた。
被害に遭った女性は泣き寝入り。
それから数年後、卓也は名前を変えて怪しげなセミナーを主催。
夫婦関係に悩む女性のセラピーしながら、前と同じように女性を騙して自分の子を産ませようとしていた。

結局、騙している為、またトラブルが発生し、事件も起きてしまう。
途中、卓也（名前を変えてまさやになった）が記憶喪失になって、かつて産ませた子供の一人と一緒に住み、一見平和な生活営んでいるのに、叔母がサイコで・・・
自分とまさやの受精卵を勝手に女性に移植してしまう。
このお話、最初の「夫は私の夫じゃない」（他人の夫だった）というタイトルから逸脱してきてる。

かなり

この男、かなり気持ち悪い。生い立ちはかなり可哀想だけど、叔母との関係性とかヤバすぎる。ただ、こんなのと出会って1ヵ月やそこらで結婚決めて妊娠する女も痛い。

子供

えーあり得ない。信じられない。と叫んでしまいそうになりました。優秀な遺伝子を持つ子供を。て　いやだわ。

中途半端

自分の遺伝子残したいなら、ひたすら遺伝子提供したらいいのに…と思いながらずっと読んでます。
そのくらい、設定が中途半端で、主人公の旦那も別に賢くないじゃん…と思ってしまいます。
もっと設定細かくしたら、良い感じのミステリーになりそうです！

気持ち悪い…

信じられないような話しの展開。
色んな女性の夫になるって？！
優秀な種？
何言っての？！って感じだった。

私的には受け付けられないストーリーだった。

半端

こういうサイコパスものは、サイコパスが優秀で抜け目がなく、それ故に追い詰められてからの逆転劇が痛快だと思うのですが、ばれ方がマヌケだったりするのでイマイチ没入できませんでした。

ちょっぴり宗教的かと？

初めは面白く読んでいました。段々と無理を感じてきます。何となく宗教的要素があるのかな？絵は良いし嫌いではないですけど…。

自分の遺伝子を全世界に、

出だしは普通の話のように感じましたが、読み進むうちに、何これ、資産家の息子樺沢卓也が５歳の時に、両親を亡くし父の妹真紀子に引き取られ、養育され育った環境のなかで、叔母の成績優秀で選ばれた人間だから、優れた人間とだけ交配し、優秀な遺伝子を残しなさいとマインドコントロールされ育った、しかも叔母とも身体の関係が有り、其処での知識を活用しているようにも思えるし、卓也と冬美の家にある巨大な日本地図、子供の名前らしきものが貼ってあり、この馬鹿げた遺伝子ばら撒き作戦、読むのが嫌になりそうです。

怖い

自分の遺伝子を残すために、どれだけの人間を騙して、妊娠させて、何がなんだかわからない。そんな人を信じて…。今後どうなるのか。

みつきが生きててよかった〜!みつき優秀すぎ。仕掛けておいてくれてるとはまさかだったけど、警察で保護されるまで展開が早かったかな。冬美はあの人が言ってた空って名付けたんだ。