『インディゴな気分』なのは誰か?
『ポルノグラフィ』のスピンオフということですが…本編よりこちらの方が好きです。
色々と報われない切なさが、あっちこっちで爆発しているのです。
ストーリーの中心は、友情と愛情と妬みと性欲、を行ったり来たりする、木島と城戸の関係が中心です。
でも、師匠(蒲生田先生)と弟子(木島)の関係が、もう素敵過ぎます。
家族とあえて深い繋がりを持って来なかった二人が、短い期間に取り戻そうとしている感じが、切なくも美しい。
終盤、病身の蒲生田先生が城戸に『余計なことしやがって…』と食って掛かるシーンがあって、私の中では、蒲生田先生がインディゴ気分チャンピオンです。
でも、最後の最後で(ゲスい)願いを叶えられて良かった(苦笑)
それにしても、実写ドラマの木島と蒲生田先生の配役が秀逸過ぎます。
木島の掴み処がない、なんとなく『ぬらり』としているけど、色気が駄々漏れの感じに、竹財さんがはまってます。
蒲生田先生役の大石吾朗さんは、コミックから脱げ出して来たよう。
城戸は、原作に比べてフェロモンがありすぎのような気がしますが、それはそれで良い感じです。
とにかく、原作もドラマも素敵です。
- 2
5.0