花降るふたり
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あらすじ
17歳で彗星のごとく文壇デビューした水上青年は直後、筆を折る。秘められた真実──受賞作は盗作だったのだ。やがて営業マンとなった水上は、同期の地味総務・加久田に「大ファン」だと告げられる。何も知らず、無邪気ともいえる加久田の賛辞。水上は自分の忌まわしい過去を愛する加久田に何の因果か惹かれてしまい、肉体を要求していくが…。2人のサラリーマンに降り注ぐ繊細で残酷で美しすぎるラブストーリー。大幅加筆修正。
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みんなのレビュー
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初めての作家さんです。まずとても絵がきれいで好みです。そして内容ですが、とても切ない部分もありますが、お互いにとって支えであり、心の拠り所である本当に大切な人なんだなぁってのがひしひしと伝わってきて、最後はあったかい気持ちになりました。
やっぱり好きな人にはちょっかい出したくなるものなんですね笑
そういう2人の何気ない日常のやりとりもステキです。他の作品も読んでみようと思います!良い作品に出会えました^ ^by ak:ak- 3
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5.0
終盤、兄との電話の会話から、小説の文面で兄が弟に語りかけるようなシーン、泣きに泣きました。
何て美しい文章なのか、本当に小説のラストを読んでいるようでした。
兄も弟とはまた違った意味で、長く辛く苦しかったのでしょうね。
加久田の真っ直ぐな心の強さが、弟の投げやりだった生き方を変えてくれて、やっと踏み出す事が出来た。
絵が綺麗で桜の美しさと儚さの表現が素晴らしく、それが一段と切なさを感じさせ、ラストはじわっと心が温かくなるとても素敵な作品でした。by puuuuuchan- 0
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5.0
表紙がとても美しかったので読みました。
受けが儚げな美人と思って読んだらイメージしてたのとは違ったけど、これはこれで良かった。
身体の描き方がとても綺麗で、ゴツすぎず華奢すぎず。
いたしてるシーンもたくさんあるけれど、ただのエロ漫画のようにうるさい感じではありませんがエロいです。
合間合間に出てくる桜が作品をさらに引き立ててくれてます。
エロいのも見たいけど大人の切ない恋愛物も見たい人にはお勧めです。by 匿名希望- 0
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4.0
傷つけたのも救ったのもきっと兄の優しさ
ジャケ買いで一気読みしました。
まるで美しい文学作品を読んでいるようで、性描写でさえ「エロい」ではなく「美しい」と感じさせる作品です。
特に兄の最新作の文章を引用して、初めて水上が兄の気持ちを知るシーンは、エンディングとして最高でした!
読み始めは、デフォルメされた2人(特に加久田の顔がイカつい…)が、美しくシリアスな作品の雰囲気にアンマッチだなと思っていましたが、盗作作家とファンという関係ではなく、同期として素の2人が築いてきた確かな関係性を表現するには必要不可欠なのかもなーと、読み終わってから感じました。
ちょっと引っかかっていたのが、恐らく学生時代にいじめに遭っていただろう加久田が、全く擦れることなく、強くまっすぐな青年に育ったのはなぜかということ。
きっといじめ時代に彼を救ったあの本には、水上の兄の優しさが詰まっていて、それを心に刻んだ加久田が今度は水上を救う。つまり、間接的にではあるが、巡り巡って兄の優しさが水上を救っていたのでは…
そうだとしたら、素敵だなーと思いました。by 3分でイナフ- 0
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4.0
良作です!!
ストーリーがとても良かったです
自分の過去が嫌いな水上と、その過去に救われていた加久田
会社の同期の2人は、チャラい感じの水上がクソ真面目な加久田を何時もからかってます
お互いに惹かれているのに、あと一歩が踏み込めず現状に甘んじているのが切ない
エロいシーンも良くて躰の描き方がリアルで上手いです
最後はお兄さんに素直になれて、良かった〜とウルッとしました
桜の花びらが舞い散るような切なさとエロが融合した良い作品でしたby 白花さん- 0
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