2.0
自閉症と多動の児童のサポートをしていました。
うーん…実際とかなり違うかな。
親として悲しむ部分が一番違うかな。
光ママは確かに頑張っているけど、少し悲観し過ぎというか悲劇のヒロインに見えてしまいました。
特に友達や親族の冠婚葬祭の席に呼んでもらえない…これは確かに辛いですが、結婚式など晴れの舞台に心に引っかかる思い出は残したくないし、残してはいけないと正直思っています。
それを「呼んでもらえなかった」と悲観するのはあまりにも自己中だと思ってしまいました。
お葬式など故人とのお別れの日に行けないのはとても辛く悲しいことですが、法要などは別だと思います。
光ママが『呼んでもらえない』というキーワードに敏感になり過ぎている部分が随所に見られるのが残念でした。
私の出会った実際のママさん達は、まずは迷惑をかけないことと自分の気持ちを通すあまりに子供にかけては絶対にいけないという2点を非常に気にかけていらっしゃいました。
ただこの作品を描いた戸部先生が、いろいろなメッセージを込めてあえて完璧な母親を描かなかったのかもしれませんが、これだけ反響のある作品なのでそれが正当化されてしまうことが残念だと思いました。
また、完結する前に他界されてしまったこと…何よりも一番残念で仕方ありません。
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