みんなのレビューと感想「すぐ泣く女に機関銃」（ネタバレ非表示）

自分に重なりすぎて胸に刺さりました

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私は杏よりズボラで人に優しくないですが、
それでもカラッポの自分に焦りキラキラ輝く周りの人を妬ましいと思う反面 見下した気持ちを抱いたり、直接攻撃的な物言いはしないけど人をあまりよく言わなかったり、言い訳がましかったり…。
他にも、自分は頑張ってる認めてほしいと感じていたり、自分がカラッポな分 自己をしっかり持っていたり強く好きな物がある人に惹かれその人の感情と自分が連動したり…。
かなり杏と重なる部分があり、反省しながら読み進めました。
(杏にイライラするレビューと違って、前半は悪い子じゃないのになぜうまく周りと馴染めないのかと思う程でした。)

杏がまるで私を代弁しているようで、またそんな杏を客観的にみるとどうなのか描かれてていて、とても身につまされました。
後半絶望からの明るい展開にはとても感動して涙しました。
自己の見たくなかった部分と向き合い本当の意味での幸せに気付き始めた杏や、杏と真剣に関わり変わるきっかけをくれた小津さん、変わり始めた杏を今までのことは水に流し仲良くしてくれる同僚など、最終的には良い結末で良かったです。
私も頑張れるかなと励まされました。
広告で目に付いただけでしたが、本当に読めて良かったです。


ただひとつ。
女の結婚適齢期をダラダラと惰性で8年も消費させた挙句、他の女へ浮気スレスレの行為をして振った哲には腹パンしたいです！笑

素敵な女上司に惚れるのは仕方なくても、「ちゃんと考えるよ」とかこの8年の間で考えとけよ！って思ったし、旅行も自分で言い出したくせに自分の都合でキャンセルだし、杏に「人を褒めないよな」と言いつつ自分もそれまで誰かを褒める節はなく。
特に振ってからの態度は、正直殴り倒したかったです！
結婚する気ないなら早く別れてほしいし、迷ってても8年も気持ちに気付かない振りは最低。
なんなら杏がここまで病んだのは哲の責任も大きいと思う。

女上司から、自分もそんな不誠実な扱いされちゃたまったもんじゃないと振られるシーンを希望してしまう。
(女上司にはそんな扱いしないだろうが、杏のことだって昔はすごく好きな描写があったのに現在こうだから、惰性でどうなるかわからない)
8年があまりにも長すぎて、哲の気持ちわかりつつも、憎しみしか湧きませんでした！笑

憑き物の落ちる話

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最初は杏みたいな女嫌だな〜いるいるこういう人〜と思って見ていましたが、「自分には何もない」という満たされなさや、居場所がないように感じたり、周りの人が幸せそうに見えて取り残されたように感じて焦ったり…という感じ、身に覚えがあってはっとさせられました。杏にとっての結婚は何もない自分から何者かになるための手段だったわけですが、それを失ったことでつまらないと思っていた日常に目を向けて自分の人生を大切にできるようになるラストが爽やかでした。
絵が綺麗で読みやすいのも良かったです。
それにしても杏くらいの歳の女性にとって8年は長すぎます…。彼氏が結婚に踏み切れなかったのは杏のせいでもあるのですが、だとしてもあんまりでは…と思ってしまいました。

哲がマジクソ

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最近多い痛い女が痛い目を見るだけの話かと思ったけど違いました。
主人公・杏はなんか憎めなくて、どうなるかハラハラしながら読んでましたが杏の過去に触れ始めると応援したい気持ちで一杯になり、ラストでは会社の人達とライブに行ったり写真のやりとりをしたりと自分の居場所をちゃんと見つけた杏の晴れやかな顔が見られてとても爽やかな読後感がありました。

ただ、彼氏の哲が酷い。
8年も付き合って浮気して、話し合いもせず一方的に別れを突きつけてさっさと逃げ出して、挙げ句の果てには心配してきた後輩の小津さんに押しつけて自分はいそいそと浮気相手の元へ行く後ろ姿には怒りしかありませんでした。
最初は哲に対しても「こんな面倒くさそうな女と結婚は考えられないか」と同意気味だったし、女上司の野田さんに惹かれるのも分かりましたが、この男は杏ときちんと向き合ってきたのか疑問に思いました。
浮気相手の女もなに顔を赤らめて突っ立ってるのかとイライラしました。

こんな女いる〜というより

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大なり小なり、私にもこんな一面あるな、気を付けなきゃな、というのが正直なところです。波に乗れてない時、体調や気分が優れない時などつい主人公のような女の汚い部分って出てきてしまいます。
作者の先生は人間をよく見てるんだな〜と感じました。

ただ、作中にも出てきた「人を褒めないよね」という言葉がずっと引っかかっていたのですが、結果、「人を褒めないよね」もただの悪口で、人を褒めない人を褒めない人も結局は人を褒めない人。というのが違和感の正体なのだと思いました。

他のレビュワーさんの内容と似てしまうのですが、
「人を褒めない人」を嫌がる人は単に「多数派」であるだけで、「正しい」訳じゃないのだなと。それが分かってしまうと、主人公みたいな女嫌だな、とは言えませんでした。

人間である以上、多数派から漏れてしまうのはとてもネガティブな事だと本能に刷り込まれているのだなと思いました。
最後とても爽やかな結末を迎えて、勇気を貰った気もしますが、主人公は改心したというより、多数派から漏れそうになったところを間一髪で免れた感じですかね。

身につまされる

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広告で見て、よくあるあざといマンガかな？と思いつつ二話無料で読んで、小津さんにあなたがつまらないからってビシッと言われるところで続きが読みたくなり。

ネタバレ読んで、いい終わりかたなんだと確認してから全話読みました。

ここまで自分はわかりやすくひどくはないけれど、組織苦手で、人を見下しやすいし、イヤなこともどんどん引き受けて頑張って、それでなんでみんなもっと頑張らないのかなと思いがちなので……身につまされました。

人のためにばかり動いても、それはある意味依存なのかもしれない。人のためと言いつつ自分だけじゃ何も成し遂げられないからなのかも。

自分はどうしても組織が苦手で、基本ひとりでできる仕事をやっていて、主人公のように人とうまくやって……という方向にはいけないけど、とにかく人に依存しない人生を送るしかないよね、とすごく自分なりに反省させられた作品でした。

マンガっていいなー……。

彼氏が最低で女の友情はいい‼️

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初めの無料分は主人公の杏が最低で読み進める迷いましたがレビュー読んで気になり一気読みしてしまいました❗

才能のある人や充実している人を羨ましいと思う気持ちを認めると自分が空っぽと気づいてしまうという杏の気持ちがわかる気がします。

8年も付き合って同棲もしてるのに結婚にも踏み切らずにずるずると一緒にいて浮気して最後に後輩の小津さんに俺のせいもあるからなとか言ってるけど、その通りだし爽やかに杏の元から去るシーンがめっちゃ腹立つ💢

最後は吹っ切れた感じで同僚の女性達との友情が最高です👍

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最初は、この女。。うわぁ。。嫌だなぁと思いながら読んでましたが、夢中になれるもの、自信がないから人を認められないって気持ちは理解できちゃいました。
彼氏、そんな主人公の抱えてる気持ちも理解できてなくて8年も付き合って浅くない？と思った。ヒドイ。
主人公が幸せになるの期待してます。

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主人公、最初こそこんな人いるけど、これは嫌だなあと思って読んでいました。
しかし、主人公の気持ちや【私には何も無い】というコンプレックスが明らかになるにつれて、これは他人事ではなく、自分自身にも多かれ少なかれある不安なのでさないかと思いました。
そして、嫌だなあとおもったのは、自分にも似たような部分があるからかなあとも。

しっかり自分と向き合った主人公が前を向いて笑顔でいる爽やかなラストで、なんだか、とても気持ちよく読み終わりました。

素敵なお話でした(*^^*)

ラストがとてもいい☆

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最初はちょっとムカつく女のよくあるイタイ話かなぁって思いながら読んでたんですけど、ラスト、恋愛とは違う形でのハッピーエンドになって、良い意味で裏切られて思っていたより(←)凄く良かったです！！
そして単純に、彼氏勝手だな、うん。女側にも問題はあるけど、でも実際読んでて本人が言うように、結構良いお嫁さんになったと思うんですがねぇ。別れて正解でしょう、うん。
面白かったです^ ^

泣いてしまいました

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良かったです。

主人公の杏は自分には何もないと心の底ではわかっていて、
けどそれを認めてしまうと自分がみじめになるのもわかっているから
「何かある」他人を認められずにいた。

そこはちょっと意地が悪いのは確か。

その空虚感を補おうと哲と結婚することだけが頼みの綱でしたが破局…

それがきっかけで、自分がずっと認められずにいたものを直視して、素直になったところから幸せに気付いていく感じです。

感情移入したのか泣けました。

だってすっごくわかるから。