【ネタバレあり】[小説]麗しの公爵様、拾いました。のレビューと感想

どなたかも書かれてましたが、記憶を失ってしまったとき(サムのとき)のダダ漏れの甘さが、閣下に戻った途端いずこへ？とは思いましたが、そのギャップを描きたかったのかな⁉️なんて思ってたりします。どちらも同じ人なのに…みたいな
まぁ、ヒロインにしてみたらたまったもんじゃなかったねd(^_^o)

うーん…

好きな作家さんなのてすが、今まで読んできた中で一番ライトな気がしました

ちょっと、物足りない感じがしてしまいます

記憶喪失モノはたくさんでているので、もうちょっと特色があっても良いのかなと…

ヒロインは敬虔なクリスチャンなのであれば、もう少しサムにこだわって欲しかったし、前半と後半で性格が変わってしまったように見える彼の本質も深く掘り下げて欲しかった。

ライトな感じにするなら、もっと明るく軽いテーマでも良いと思うので中途半端な気がしてしまいました

ただ、レベルは高い作家さんだと思うので少し辛めかもしれません

個人的にロブじいさんやパン🍞屋のおかみさんに挨拶しないで村を出てきたコトはいいのかな…とヒロインの性格的にその辺りも大事にして欲しかった気もします

せつなくあまい

ヒロインは真面目な聖女系？
助けたヒーローが記憶喪失で
いつかいなくなるのを覚悟しながら惹かれてしまい、またヒーローも誠実な想いを伝えて結ばれる展開はとても素敵でした！
紆余曲折ありますが、ヒーローの天然ぷりも愛らしく、最後まで誠実で純粋、ひたむきなヒロインにとても惹かれました。

前半と後半で…

記憶を失っている前半と、記憶が元に戻った後半では、ヒーローはまるで別人。人格まで変わっている。
記憶を失っている間に出会って求婚までしたヒロインを記憶が戻ると同時に忘れてしまうヒーロー。
それでも、記憶になくても約束したから責任を取るといって屋敷に強引に連れて来られたヒロインは堪ったものじゃないわけで。
文体は砕けた感じでコミカルで読みやすい。ヒーローに容赦なくツッコミを入れる部下とのやり取りも面白い。