母の歳月

あらすじ

生まれてすぐに母親の事情で小山内家にひきとられた美弥(みや)は自分の出生を知らない。大切に育てられ、何不自由なく暮らす美弥だったが、両親が事故に遭い、母の知り合いという宮下家に引き取られることになった──。宮下家の妻・響子は、実は美弥の生みの母。だが名乗らないという条件で引き取った響子に、簡単には心を開かない美弥。育ての母と生みの母、ふたりの母の想いが交錯する、感動的な愛の物語。他、短編2編を収録。

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ユーザーレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    庄司先生は短編が秀逸!

    このタイトルを見つけた時に思わず「おー!」となった

    美弥ちゃんがケガした時の実母と養母の行動の違い、それを互いが「相手こそが母」と感じるシーンをずっと覚えてた
    何十年も経ち、子を持つ身となってわかった
    この2人の母はどちらも、本当の母だと
    大人の女性の心の機敏を描くのは、庄司先生のお得意ですよね

    実母の再婚相手が良い人過ぎるのも、結婚式での真実暴露に新郎両親も感動するばかり、なのもきれいごと過ぎる感もあるけど、昼ドラになりそうなそんな昭和テイストもなつかしい

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    懐かし過ぎる…

    ネタバレ レビューを表示する

    最近、この作者さんの作品ラインナップが凄いですね~♪このお話も何故か鮮明に覚えてます!!やむなく養子に出した娘の育ての親が事故死し、実母と名乗らず再度引き取り育てるのですが、養父母の死のショックで声を失った娘は、実母の温かい愛情で声を取り戻します。ラストで、娘の結婚式で事情を知る産婦人科の先生が、実母だという事実を娘に伝えて、ハッピーエンど、というお話です。何十年かぶりに読んでみようかな~

    • 0
  3. 評価:2.000 2.0

    懐かしいけど…

    雑誌掲載時に読みました。結婚式での医師の発言。その頃は何の疑いもなく読んでたけど、現在思うと、花嫁にしたら相当ショックな話で式を無事終えることできないのではと思う。この作者さん、他の作品でも(たぶん10年位前のかな)、友人の結婚式の祝辞で主人公に、友人には関係ない自分のエピソード語らせてる。人様の結婚式を何だと思ってるのだろうか…

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    庄司陽子先生の作品の中で

    一番印象に残っている作品です。
    漫画本を持っていたのですが、整理したため手元になく、この作品はいつも読みたいと思っていたので、購入して久しぶりに読みたいと思います。

    • 0
  5. 評価:3.000 3.0

    養子

    この作品が出来た頃は、さっくり描けてるんですね。今じゃあり得ないから、嘘っぽくなるけど。養子に出された子どもは幸せなのかしら。事実を知ったときどう思うのか。。考えさせられますね。

    by mrsh
    • 0

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