青の花 器の森

あらすじ

長崎・波佐見を舞台に始まる、器と恋の物語。波佐見焼きの窯で絵付けの仕事をしている青子。その窯に、海外で作陶していたという龍生がやってきた。無愛想で人を寄せ付けない龍生に「絵付けされた器に興味ない」と言われ、自分の生き方まで否定された気持ちの青子だが、反発しながらも龍生の器に惹かれていき…?器に魅せられた男女が出会ったことで、大人の恋が動き出す--!

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    坂道のアポロン、月影ベイベに続く、地方都市を舞台に繰り広げられる人間模様。
    龍生くん、どなたかもレビューされてましたが、見事にクセが強い。
    だから、最初の頃の人間関係はしっくり来なくて、読みづらいかもしれません。
    ただ、10話を過ぎた頃から、その鉄仮面に隠された彼の一面が少しずつ見えてきます。
    それに呼応して物語の熱量がぐんぐん上がってくるので(さすがは小玉作品)、迷っている方も安心して読み進んでみてくださいね!

    by 匿名希望
    • 52
  2. 評価:5.000 5.0

    波佐見焼の良さが伝わる作品✨

    長崎県の波佐見焼を題材とした漫画
    ヒロインの青子は地元出身で祖父母の代から焼物に携わってきた絵付職人✨
    海外からある日、窯の仲間になったイケメンで無愛想な真鍋龍生。
    最初のうちは龍生は絵付に否定的で2人は対立するようになりますがコンペで競争する事になり…それぞれにお互いの作品を認めるようになっていきます✨
    少しずつ2人の距離が近づいていき、共同で作品を作るまでに…

    いつもは無愛想な龍生が酔っ払って可愛い感じになった上に、自分がどうして笑えなくなったかを青子に話すシーンがあります🎵
    特に手を繋ぐとかも無いんですが、キュン💓とします!

    波佐見焼も読んだ後に気になって色々と検索しましたが漫画通りの素敵な焼物ばかりでした✨是非、一読を😄

    • 44
  3. 評価:5.000 5.0

    龍生くんの好きがだだ漏れ

    ネタバレ レビューを表示する

    読みたい物が無くて無料がある漫画を探してた所に高レビューだったので読み始めましたが、ハマってしまいました。
    違った形ですがお互いに大切な人を失う経験があり、深い心の傷を抱えながらも、大好きな焼き物を続けている2人。
    器作りの考え方の違いに最初はぶつかり合いますが、悲しい別れを経験してる青子だから言える言葉に龍生の表情が変わっていきます。
    雨粒皿の試作を見ながら、どちらか選べないーって興奮してる青子を見つめる龍生の表情が、本人自覚無しに青子を好きになってるのがひしひしと伝わってきます。
    龍生は窯ではほぼ無表情なのに、青子が絡むと表情豊かになったり、ちょっとした瞳の動き方で何を考えてるのかが伝わってくるので目が離せません。
    性格も真逆なんだけど、真逆だからこそ足りない所をお互いに補い合って上手くはまってるような2人の関係が微笑ましいです。
    青子の元カレの熊平は出てくるだけでイラつくけど、彼がいなかったら2人も結ばれなかったと思うと複雑な心境になります。
    漫画っぽいわざとらしい展開や無理な設定は無く、普通にリアルに起こってそうなお話なのも魅力でしょうか。
    窯で働く人たちも特にしのぶちゃんがいい!青子の家族も、職人さんたちも魅力に溢れてます。
    一美さんも師匠もいい。社長も2人を応援しながら見守ってくれて、必要な時に背中を押してくれて、読んでるこっちが嬉しくなります。
    待てなくて最終巻を電子書籍で買って読みましたが、引き出物にした2人で作ったスノーフレークの柄も、九陶に行った時に雪輪の柄を青子に聞いてたことが伏線になってた?とドキドキしてしまいました。
    春馬との思い出の森を2人で訪れて、青子が春馬のことを龍生を巡ってのライバルになるなぁと言いつつも、一生の友だちになると言った時の龍生の表情がもう…。
    その後に春馬が青子に寄り添って手を振るシーンは泣けてしまいます。
    会ったこともないのに、春馬のことを大切に思う青子だからこそ龍生は青子がたまらなく好きなんだろうなと思います。
    そして46話の表紙が素敵なんです。
    2人で作った器の柄に囲まれて見つめ合う2人の何と美しいことか。
    何度でも読み返したくなる作品です。
    そして2人の作った器が欲しくなりました。

    • 20
  4. 評価:5.000 5.0

    ふと見かけて読み始めたら

    ネタバレ レビューを表示する

    見事に虜になりました。
    波佐見焼の窯元で繰り広げられる人間ドラマ、なんて一口で言ってしまっては味気ない。
    絵付けのために生まれてきたような青子サンと、器の形の美しさをひたすら追い求める龍生くん。窯元の仲間、それもどちらかというとイケすかない相手として出会った二人が、気持ちを解いていく様子が丁寧に描かれていきます。
    漫画はもちろんモノクロですが、いつの間にか表紙の色がどんどん広がって、落ち着いた青を基調にした世界に入り込んでしまうような…本当に素敵な作品です。何度も読み返して、でも読み返せない部分もあって、時々泣いて。また何度も読み返すと思います。

    • 13
  5. 評価:5.000 5.0

    最高です

    ネタバレ レビューを表示する

    私が今までぼんやり好きだなぁと思っていた波佐見焼。このお話にハマってから、色々欲しくなってしまいました。素敵です。
    小玉先生の作品はこれが初めてでしたが、こんな素敵な作品に出会えて、ラッキーでした!!
    とにかく男性が魅力的。堅実に魅力的。素晴らしい。ヒロインは、共感できるところもあるけれど、どうしてそんなに自分から動かないのか、いつも待ってばかりの受け身なのかと焦ったい。
    周りの人は悪い人がいなくてみんな素敵。
    結局は、自分次第だと思う。
    いよいよクライマックスなところで、配信待ちなので、早くハッピーエンドでホッとしたいです。

    • 8

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