5.0
ふと見かけて読み始めたら
見事に虜になりました。
波佐見焼の窯元で繰り広げられる人間ドラマ、なんて一口で言ってしまっては味気ない。
絵付けのために生まれてきたような青子サンと、器の形の美しさをひたすら追い求める龍生くん。窯元の仲間、それもどちらかというとイケすかない相手として出会った二人が、気持ちを解いていく様子が丁寧に描かれていきます。
漫画はもちろんモノクロですが、いつの間にか表紙の色がどんどん広がって、落ち着いた青を基調にした世界に入り込んでしまうような…本当に素敵な作品です。何度も読み返して、でも読み返せない部分もあって、時々泣いて。また何度も読み返すと思います。
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青の花 器の森