4.0
考えさせられる
視覚障がい者、周囲の人間関係が魅力的な登場人物で、シビアにユーモアに描かれてる。世知辛い現実、幸せで優しい世界、作家さんの力を感じました。
by
あいさんめぐさん
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視覚障がい者、周囲の人間関係が魅力的な登場人物で、シビアにユーモアに描かれてる。世知辛い現実、幸せで優しい世界、作家さんの力を感じました。
のんびりとほのぼのとした雰囲気が漂っていてとても良かったと感じる。読み進めていきたいという気持ちでいる。
盲目の一太郎さんと、若くて既に人生詰んでる感のあるちはやさん。最初は噛み合わないような二人が少しずつ心を通わせていく姿が、なんともいじらしい。底の抜けた靴、すぐ外れる玄関の家、元アル中の話が通じないちはやのお父さん。どうしようも無いちはやの周囲が、一太郎と関わることで、劇的にではないけどほんのりと良い方向に向かっていく過程にホッとさせられます。一太郎さんはハンデキャップこそあれど、そのかわりに他人を無意識のうちに癒せる力があるのでしょうね。
試し読みしか読んでないのに!なんだ!この惹かれる内容は!(゜д゜)しかも、純愛ときた!ポイント貯めて読み進めるぞ!