3.0
奨学金が、借金という発想。
「大学卒業」という経歴を得る為の借金。
そういう発想は無かったので、新鮮だった。
でも、それが現実なのかな。自分は「高卒」だけど、
奨学金を借りてまで、大卒であることに価値があるのかな?と
今は、思う。
そして、主人公の絶望感?みたいなのは、本当の意味での「貧困」を知らないからこそ、
中途半端に友人たちと自分を比べて嘆いているだけに見える。
そして、その中途半端な絶望を埋める為に選んだバイトだとしたら、危険すぎる。
お金にはなっても、命を失う恐れがいつもつきまとう。
主人公の価値観そのものが、「お金」だからこそこういう悲劇が生まれるのだと感じた。
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