【ネタバレあり】ビューティフル デイズのレビューと感想
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せつない
斑目ヒロ先生の描くストーリーは、どのお話も切なさが伴って泣けるんですよね。今回こお話は切なさが前面に出ててなんかツラかった。絵の美しさがそれを際立たせるのかな。みんなの未来に幸あれ。
by 匿名希望- 0
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5.0
卑怯な溺愛って感じ。受け入れてくれないのに、手放してもくれない。世話になっている恩もあるから、余計に苦しい。
by 匿名希望- 0
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5.0
家族でいればずっと一緒に居られる事が愛なのか、それとも家族の一線を越えて傍に居ることが愛なのか。
朝陽と棗のお互いの想いがすれ違い、もどかしくて泣けます。by 匿名希望- 0
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5.0
作家さん買い。この、ちょっとクセのある、ネオクラシカルな絵が好きなんです。タイトル作と他にもう一篇、収録されています。どちらも重い背景がベースになっていて、悪魔シリーズや理想シリーズみたいなギャグっぽいシーンはありません。
「ビューティフル~」は、もしかしたらこの作家さん作品で一番好きかも。手の中の大切な大切な宝を壊したくなくて、よりそって暮らしてきたふたりがすれ違い、最後にやっと手を取り合えて良かった。
もう一篇は、哀しい、誰も報われないお話。(あ、アキラだけは報われてるか)読みようによっては、メイとくっついたサトも、アキラとくっついたサトも、それぞれに明日に希望があるように読めなくもありませんが、特にアキラとくっついたサトのに、望みが見えなかったなあ。
メイが双子の片われのサト(男子)と、アキラと元サヤのサトにおさまるっていうのが幸せなんだろうけど、カタルシスだなあ。by 匿名希望- 0
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5.0
選ばれたい思い
親で、家族でありたい気持ちと独占欲が入り交じってしまい、相手にとって一番残酷な事をされている瞬間に痛みを感じずにはいられなかった。
選ばれたかった、どんな形でも。その気持ちがとても伝わってきてただ只管胸が締め付けられた。by ヤマモトヤマ- 0
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5.0
ネタバレと感想
重い方の斑目作品です。
2つのお話がありますが、どちらも読み手によって読後の感想が違うと思います。ハッピーと取るかバッドと取るのか。
私はどちらの作品もハッピーエンドに向かって光が見えた所で終わっていると感じました。
しかし、どちらのお話も難しく、解釈するのに時間がかかりました。
「ビューティフルデイズ」
棗の愛し方は本当は凄くシンプル。でも不器用な故に傷付けてしまっている事に気付かず、間違いを何度も繰り返してしまう。
朝陽は愛されなかった子供で捨てられるのを怖がり、棗にとって一番でいることが唯一の存在意義と思って生きている。
棗は本当はとても朝陽を愛していますが不器用過ぎて伝わらず、もう少しで失ってしまう時になりやっと心を曝け出すんですが、その必死さに本当は執着や情熱を内に秘めていた事が露見します。
そしてやはりその手を取る朝陽。
その場面を見て自分はピエロだったんだと気付く広海。
お話はここで終わっていますが、「悪魔にキスを」に短い棗目線のお話がありますので、是非見てください。そこまで読んでこのお話は完結すると思います。何故ならそこに救いがありますので。
そして広海にも救いがあって良かった。いい人だったから余計にそう思いました。
「今日、あなたにー」
3人の”サト”とメイとアキラの複雑で悲しくて苦しいお話です。
其々が其々を利用しながら、苦しんで後悔して耐えて生きてる。
サトシはアキラを美里から奪いながらもメイを愛しているし、アキラを奪われた美里は復讐する為にメイと付き合っているし、メイはアキラを大切に思っているけど美里を代替えに隣に置いています。
3人の目線で3つのお話が続きますので、誰に共感するかで感想が人それぞれ違ってくるでしょう。
メイは美里の壊れた心に気付き、美里はメイに恋をして、サトシはアキラに寂しさを埋めてもらい、アキラは美里を捨ててサトシを包み込む。
ハッピーエンドかバッドエンドかは読み手に任せた終わり方になっています。
この作者様は明るいお話と仄暗いお話の振り幅が凄いです。
ダークなテイストですが私の感じた私なりの評価は満点です!by よしのくず- 6
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5.0
みんなが幸せになれるわけではなくて、でもみんな幸せを願っていて。美しくて悲しい話でした。努力をする登場人物ばかりですが、誰もが報われるわけではない話です。明るいハッピーエンドが好きな方にはオススメしません。個人的には大好きな作品です。
by 匿名希望- 1
5.0