みんなのレビューと感想「[小説]残酷王の不器用な溺愛」（ネタバレ非表示）

面白くて、一気読みしました。ただ、もう一度読みたくなるほどではないかなぁと思いますので、厳し目かもしれませんが☆4です。

作者買いで。
作者さんも後書きに書いてあるけど、隙間産業的な話です。
王道ソーニャというよりは、ラブコメっぽい感じ。
でも後半バッチリ、ヒーローの行き過ぎる執着的な話もあったりして満足でした。

グラント不器用すぎる！見かけはいかついのに、心はピュアすぎ。嫁が大好きすぎてからまわってます。嫁の前では緊張しまくりなのに、緊張が突き抜けてエッチはできるって…。

ヒロインは前向きで、性格も良く可愛いですが、ヒーローと両想いなのに関係がうまくいかず、じれったいです。最後はハッピーエンドでしたがすっきりしませんでした。

どんなに冷酷そうに見えても、心のなかは優しく思いやり溢れる素敵な国王…
とはいかず、やっぱり冷たいよこの男～、と、なりかけました(笑)
一途なヒロインに感情移入できて、ほんわりと読み進められます。
オススメ！！

設定もお話もおもしろいけれど

残念ヒーローが特徴の作家さんで、過去2作品読みました。
おもしろいし、ストーリーの起伏もあるし、楽しめるけれど、いつも表現力がもう少しあればなあという感想です。今回も。
淡々とした文章でお話は進んでいき、設定もお話もおもしろかったです。イラストもよかった。
ただ
・ヒロインが血が繋がってはいなくても自分の父のことを「前王」と呼び続ける(お義父さまや養父やフィリップ王とかでよくない？)
・ヒーローがヒロインの母のことを「母」と呼ぶ(お前の母上、とか名前とかじゃないとおかしい)
・「言葉と怒りを向ける」(怒りの言葉を向ける、とか強い言葉と怒りを向ける、とかじゃないの？ 日本語おかしい)
・「強く愛する」(深くじゃない？)
などなど、大事な場面なのに主人公の気持ちに沿ったセリフや表現ではない箇所が多かったです。
その人はそうは言わないでしょ、という…
担当編集さんも仕事して…

良かったです

八巻にのは先生がとても好きでこちらの小説も購入しました。先生の作品が好きな方には良いと思います。

すれ違いラブですっ！ヒロインはけなげでかわいいし、けれどしっかりした女の子です。ヒーローとのギャップが大きくてそこがまたいいです！最後まで飽きません！

不器用なヒーローと健気なヒロイン

ヒーローは不器用なツンデレ男、ヒロインは健気な可愛い女の子。
組み合わせはよくあるけれど、この作品はサブキャラがいい意味で目立っていました。
作品の中でヒーローとヒロインだけが活躍したするという話では無かったように思います。ヒロインがとにかく健気で純真な所もポイント高いです。