4.0
これ、探していたんです!
子どもの頃、昼ドラでやっていたのを見て衝撃を受けたのと、私の母が読んでいたコミックを持ち出しトイレでこっそり読んでいた記憶があります(懐かしいです。。)。でも、作品名を忘れてしまい分からず。。たまたまこちらで見つける事ができ、感動です!
母親が自分達(子ども達)を捨て、愛する男性を選び、2人で火事の中に残り死んでいく場面は、いつ見ても読んでも心が痛くなります。少しずつ、また読んでいこうと思います。
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子どもの頃、昼ドラでやっていたのを見て衝撃を受けたのと、私の母が読んでいたコミックを持ち出しトイレでこっそり読んでいた記憶があります(懐かしいです。。)。でも、作品名を忘れてしまい分からず。。たまたまこちらで見つける事ができ、感動です!
母親が自分達(子ども達)を捨て、愛する男性を選び、2人で火事の中に残り死んでいく場面は、いつ見ても読んでも心が痛くなります。少しずつ、また読んでいこうと思います。
今は亡き素晴らしい漫画家の代表作。
この方の作品は、私の母が愛読していて、私が初めてこの作品を読んだのは、中学生になるかならないかという頃だったと思います。
ある裕福な一族のいとこ同士の初恋から始まり、一族全体を輪舞の如く巻き込んでゆく愛憎劇。
相思相愛の2人を周囲が全力で邪魔するのですが、これがなかなか怖い!
生霊になっても納得するだろな、と思えるレベル。
でもその根底には、戦時中に有りがちだったという慣習があって…
そこまで辿り着けると、何だか誰も憎めなくなって、切なさが染み入ります。
ある意味、戦争の犠牲者なので。
それでも、じゃあ誰が悪いのかといえば英明なんですけど。
戦時中の選択はあくまで遠因。
彼の優柔不断さが直の原因。
でも責める気にはならない、という絶妙なバランスがあるんですよね。
当時の女性向け漫画というのは、男性を格好良く描き、読者を魅了するものが多かった気がしますが、この作家さんの描く男性は、優柔不断で流されやすく駄目な所がリアルです。
逆に女性はほぼ理想的な非リアル。
まぁ、女性も流されやすいけど上手く男性のせいに出来てるという気もしますが基本的に美しくて賢く、そして丁度良い色気。
そこだけちょっとずるい。
うん、夏生はずるい。
魅力ってずるい。
過去に辛いことがあり、闇を抱える主人公を描かせたら津雲先生を越える漫画家はいないんじゃないかと思うくらい、津雲先生が好きです!この作品は昔ドラマだった気がしますが、やはり原作の方がのめり込みます!
昔雑誌で連載していた時に読んでいて懐かしくて読み始めました。ドラマにもなった作品で久々に読んでも良かったです。ラストが意味深。歴史は繰り返す…かな。
津雲さんの作品の中でも一番大好きなのがこれ。
上流家庭が戦争によって運命を狂わされ泥沼化し、ついに死者を出すまでに。夏生いわく「オニババ」の麻美も一郎が戦死する前は穏やかな若奥様であり、槙や大介も子供時代から知っていて仲は悪くなかったのにと思うと切ないです。
浩二と息子の英明は優柔不断っぷりにはイラッときますが(笑)。
後半、英明との不倫にときめきながらも罪悪感に苛まれている夏生の描写が多くて正直もういいよと思いましたが、傍から見れば逆にそれがリアルさを増しています。
とにかくキャラの心の動きがとても丁寧に描写されていて何度読んでも飽きません。歳を重ねて見えてくる事もありますから。
外伝で智が恋人の沙織とオペラ作品について話していた時の言葉に「みんな愛ゆえに」という台詞がありますね。
それこそ大介の強硬手段や麻美の嫉妬の源であり、この作品の最大のテーマでもあると私は受け取りました。
この作者さんが書く作品は、美しく、逆境に強く生きる女性が多いですよね。他の作品も読みましたが、そう思います。特に好きなのは明治大正。。かな。風と共に去りぬ‥など、作者はマーガレットミッチェルだけど、こちらの作者さんで知って、面白くて。。今回の作品もそんな女性かな??
愛するが故に悩み苦しみ傷つく。同時に愛は誰かを苦しめ傷つけてしまう。登場人物たちは誰もが自分の愛に素直で従順で、ある意味純粋で、その結末は、、、自分の発したエネルギーはそのまま自分に帰ってくる。人はそれでも愛を求めてしまう。
確か高校生の時に読んだ作品です。複雑な家族…何度も読み返しなるほど…って思ったのを覚えています。思い出の作品です。
昔、昼ドラでやってたやつ!?
津雲先生の作品は、ドラマチックなものが多いから映像化しやすいのかな。
子供の頃、ちょっとドキドキしながら見てました。
主人公のたち振る舞いや話し方とか、すごーいステキで
憧れの世界。
話の内容は、波乱万丈な感じですが
面白いです。