みんなのレビューと感想「金田一37歳の事件簿」（ネタバレ非表示）（51ページ目）

年取ってる

いつのまにか大人になってしまっていました！高校生の金田一もよかったですが、これはこれで味があって面白いです。

37歳な感じは全くしませんね☆笑
でも、金田一シリーズが好きな人にはいいと思います☆相変わらずなはじめちゃんで嬉しいような…悲しいような…

大人編があったんですね！

成人後の金田一少年、まさかの独身でパッとしないサラリーマンになっていたのは残念でしたが、懐かしく読ませていただきました。

続編！！

昔、大好きでよく読んでました！！
楽しみにしてたけれど、美雪と結婚してないなんて少しショック！！
相変わらず冴えない中年は面白いです。

めちゃくちゃハマる

昔から知ってるが、最後までカラクリが読めないから、展開もわからないし、ドキドキハラハラさせられてしまう。

おもしろい

やっぱあのシリーズだけあって面白い!
少年シリーズの方が絵や物語の迫力はあって好きですが。
こちらもまた現代風にアレンジされていて面白いですね

懐かしい！

懐かしさと、ミステリーが読みたくて読み始めました。社会人になったはじめちゃんのストーリー、おもしろかったです！

年代が近いので

めちゃくちゃ親近感。周りのキャラクターも大人になっていて懐かしい。また全然変わらないキャラクターもいて笑える

夢の後で

二十年前、オリジナルの金田一少年が大好きだった。
あらゆる意味で、私にとって特別な漫画だった。
漫画のキャラクターの中で、本当に友達のように感じられたのは、金田一君が最初で最後だったんじゃないかと思う。

本作の中で、金田一君は、私と同じように歳をとっていた。
かつての金田一ファンからの厳しい声は、もっともであるとも思う。
「わざわざ37歳にした意義を感じない」、
「金田一の歳のとり方に魅力がない」、
「17歳から進歩がない」、
「17歳ならいいけどこんな37歳は嫌だ」、
「美雪と結婚していないことに失望した」、
「金田一の人生に夢がない」、
そういう批判、全て、理解できる。

でも、どうだろう。
37歳になった私たちは、かつて自分が思い描いていたほど、立派な大人になれただろうか。
野球部のエースはメジャーリーガーとして海を渡っただろうか。
クラスのマドンナは大女優になっただろうか。
「いや、漫画なんだから、もっと夢があってもいいじゃん」。
そうかもしれない。
しかし、この金田一は、もう少年漫画ではない。
夢に向かってどう生きるか、という漫画である必要はないと私は思う。
夢の後をどう生きるか、という漫画であっても、いいのではないか。
だって、ほとんど全ての人々にとって、「夢の後」の人生の方が、ずっと長いのだから。

いつの間にか、周囲の期待からも漠然と描いていた夢からも遠く逸れて、私たちはそれでも、あの頃とは別の何かを懸命に守ったり、日々の中から小さな幸福を拾い上げたりしながら、生きているのではなかろうか。
私には、敏腕探偵にもエリート刑事にもならなかった金田一君が、ブラック企業の中間管理職を務めるクソ面白くもない日常の中で、埋もれたり流されたりしながら、それでも必死にもがいて、懸命に生きようとしているように見えた。
それは、いつの間にか37歳になった私の姿であり、私たちの姿であるような気がした。

「もう謎は解きたくない」、あの金田一君がそんなことを言うなんて、余程のことがあったのだろう。
だが、ある意味では、私たち皆がそうだ。
二十年の間に、皆、色々あったのだ。
でも、ともかく、生きている。

私も、金田一君も、かつて持っていたものの多くを失い、残されているのは、欠片くらいのものかもしれない。
でも、欠片はまだ、残っている。
ならば、その欠片が、全てではないか。

しがないオッサン感が違和感なくて好き
高校生のころよりも分別というかそんなものが出ていてキャラクターとしては面白くなってる