4.0
雰囲気のある絵です
ほんわかタッチなので、父の気持ち悪さとかもやんわりとしか伝わってこないのですが、かなりこの子は追い詰められてて辛そうです。町全体がそういう地域なのか?前半数話ではまだ校長やらお祈りやらがなんだかわかりません。
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ほんわかタッチなので、父の気持ち悪さとかもやんわりとしか伝わってこないのですが、かなりこの子は追い詰められてて辛そうです。町全体がそういう地域なのか?前半数話ではまだ校長やらお祈りやらがなんだかわかりません。
色々と怖い。虐待も無関心な家族も、友人の裏切りや、孤立に孤独。青春時代の嫌なことを全部詰めてぐちゃぐちゃにした感じ。ただ、最後までまだ読めてないけど主人公は大人になってるので、そこにいたるまでの感情を知りたいために読み進めるのが止められない。
まさしく愛と呪いです。表紙を見ただけで、ちょっと悲しくなってくる。幸い私のところは、ごくごく普通の家庭だったので、こういった経験をしなくてもよかったんだが、今考えてみれば周りにはそういった家庭があったと思う。多かれ少なかれそういった家庭はある。
ほんの数ページの試し読みと作品レビューだけで最後まで読みたくなりました。楽しい話ではない事は十分にわかりますが、実際に起こった事件が描かれるのかと思うと、違った心理で読めそうな気がします。課金して全話読もうと思います。
信仰宗教や性的虐待、ネグレクト…とにかく重すぎる。主人公は親から愛情を受け取っていないから他人への接し方が分からず誤解されたり信じていた人に裏切られたりする。こんな過酷な状況でどんなふうに育っていくんだろう…
半自叙伝との事で無料分まで読みましたが辛すぎます。父親からの日常的な性的虐待。守ってくれない家族たち。朝が来なければ良いのにという主人公の気持ちがとても良く分かります。ここまで生きて来られただけでもスゴいと思いました。
愛子は普通の家庭の子が羨ましくて妬ましくて劣等感を感じると同時に、
これだけ酷い経験をしている自分は特別な存在で、
特別な自分を愛して必要としてくれる人がいるに違いないという歪んだ肯定感で何とか生きてきたのだと思う。
絵がほのぼのとして可愛いだけに、内容が辛い。罪悪感のない父親の性的虐待とか宗教とか、湊かなえの小説でありそうな設定。主人公は幸せになってほしいけど、幼少期につけられた親からの傷は深い。
壮絶な体験と、救いの無い絶望感。
クズとかゴミとかのレベルじゃ無い最低な親との、地獄の様な生活…
これらを乗り越えて、作品として世に出した作者さん、サバイバーです。
同じ様な絶望感を抱えて生きる人たちの力になれたと思います。
なんというか、目を背けてはいけない内容な気がして一気に読んでしまいました。
きっと、自分自身が認知していないだけで、世の中下衆なことが多く蔓延っているんだろうなあ。
小さくてもいい、どうか救いを。
私がどれだけ恵まれているかを考えてしまう作品でした。