5.0
和風ファンタジー好きにもオススメ☆。
この作品に出逢ったのは、今から10年くらい前かな?。本屋さんで、たまたま見かけて、綺麗な表紙の絵と刀がテーマの内容に惹かれたのがきっかけでした。今「めちゃコミ」に掲載されている漫画は新装版で、当時の物とは少し異なる冊子になっております。
私は現在もこちらのコミック(紙媒体)を少しずつ集めて読んでます。昔に比べて、家に置いておく漫画本が少なくなった中で、未だに集めている希少な作品です。それくらい面白い。絵もとにかく美麗だし、話も安定して読める貴重な漫画でもあります。
主人公の滉君が毎回、色々な姿をした刀の魂魄に出逢って、刀達との因縁を解いて行く…。言い換えると、トラブルを解決したり、様々なエピソードがあって、毎回全く飽きがこない。これは長期連載の漫画としては、本当に凄い事だと思います。
話を少し変えますが、神社がいつも綺麗に掃除されているのは「掃く、拭く」という行為が「汚れ」だけでなく「穢れ」を払う行為に通じているからかなと思います。つまり、滉君が刀を研ぐ行為も、掃除と同じ様に、刀達の魂魄を清め、新たに力を与えるという神聖な行為に通じているのかなと思いました。
作品に登場する、滉くんを守ってくれる襲(かさね)様もカッコ良いし、滉くんのお父さんやお祖父さんのやり取りも読んでいて微笑ましいです。
余談ではありますが、昨今「刀○乱舞」というゲームが流行っておりますが、あれは、どうみても、本作品である「KATANA」がモデル、つまり、この漫画がきっかけになったのではと、私勝手に思っております。
長文になりましたが、読んで頂き有難うございました。あくまで個人の感想なので悪しからず。
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