5.0
感情移入偏りすぎ
この物語は結衣から優太へと主人公が交代する流れになってるが、レビュー見ると結衣に同情する人が大多数で優太を非難する意見が多いけど、はっきり言って復讐を完成した時点で結衣に同情の余地なんてまったくないんだよね。
結衣が都に理不尽な仕打ちを受けたのは事実だけど、優太から見れば結衣は母の友だちヅラして父をたぶらかして自分の家庭と人生をめちゃくちゃにした女でしかない。
復讐は何も生み出さないなんてキレイゴトは言わないけど、復讐の最大のリスクは復讐したらもう被害者には永遠に戻れないことだと思う。
結衣は復讐して幸せになってしまったから。
何の罪もなかった子どもの人生を踏みにじって。
だから優太に対して罪悪感はあっても、償いをしなかった結衣は夫もろとも破滅してもかまわないんだけど、優太が全部の事実を知ったらどうなるのかは注目かなぁ。
- 3