【ネタバレあり】ミステリと言う勿れのレビューと感想（263ページ目）

評価に偽りなし！

田村先生の作品は子供のころから好きで、コミックはほとんど持っていました.
「巴がゆく」くらいからスケールの大きい話が多くて、ハマっていたので、この作品はノーマークだったんですが、いや～面白い！すごい!
1のストーリーの取調室シーンでこんな真剣に漫画の活字を追ったの久しぶりだなと後で気付くくらい、読み込みました。
淡々と語る久能くんの冷静さと洞察力に圧倒されました。
田村先生、やぱり天才です!

なんだか、こころに刺さるセリフ。
それと、急展開。
人間の心を揺さぶるセリフにドキドキワクワクします。
続きがきになる！

まだ、途中までしか読んでないけど、一気にこの作品の世界に、はまってしまいました。他の方のレビューでもあるように、整くんの言葉に、はっとさせられます！騙されたと思って読んで損なし！

よく分からん

うーん？
最初は、何もしていない主人公が、事件の容疑者として連行されて、なんだなんだ？で始まるんですが、その後に主人公は、刑事さん達の悩みごとにアドバイスのような事を言ったり、何をしたいのか良く分からない展開になっていきます。

絵も、今までの田村先生の絵と違います。

アフロ君が主人公

ダヴ○ンチで特集が組まれていて物凄く読みたくなり
購入、今のところ読破。今までのこの作家さんのジャンルからすれば全く新しいとこを攻めてきたんだなあと感じます。ＢＡＳＡＲＡも好きでしたがこれも私の好みにドンピシャ。アフロ君が良い意味でのゆとり世代感を醸し出しながらすっごい語ります。作者も舞台の一人語り的な感じを漫画で描いてみたかったという通り、独特な雰囲気ですが続刊が出るの、非常に楽しみです！

面白かった

主人公の整君が何であんなに冷静で、客観的に物事を見れるのか…。冤罪をかけられてしまいましたが、事実がおお！とても深くて作者さん凄いなあ~と思いました。

やはり作者買い

BASARAから好きでやはり作者買い。
どんな作品なんだろ？と思ったら、やはり田村先生。ストンと落ちる言葉にストーリー展開。サクサク読めてしまいます。
警察官の人との関わりも大好きです。
早く続きが読みたい！

私が今のところ、凄く衝撃だった言葉は「なんで人を殺しちゃいけないんだ？」という問いに主人公の整(ととのう)君が答える言葉。
戦闘に入ったら、二枚舌で語られるようなことなんですよという答え。
まさにその通り。日本は今、秩序を重んじる時代に生きてるからいいけど、戦闘に入ったらよりたくさん殺した人が英雄となる。世界にはまだ戦闘区域なんか沢山ある。

まさにハッとする目から鱗の語り。さすが田村先生。正面に投げかけられているようでグサグサくることがいっぱいだけど、大好きです。

SNSの広告で気になって読みましたが、続きが気になってどんどん読んでしまいます。主人公の台詞一つ一つが深く、心に響きます。

意外

のほほーんとしている主人公
一見(大丈夫かな？)と思うけれど
頭脳明晰、状況を冷静にみて
解説するのが素晴らしい！

タイトルの意味

読み進めていって、タイトルの意味がわかった気がしました。

このお話は、ミステリーであってミステリーではないのですね。
作者が本当に作品から世の中に発信したいことは別にある。
ミステリーはその媒介。
だからこそ、このタイトルになっているのですね。

整くんが常々感じている一言一言、女として私も常々感じてきました。これを読んで、考えを肯定してもらえた気がしてとても嬉しく感じましたし、世の男性にも読んでもらえたらと思いました。

媒介であるミステリーも、単独で十分面白いのですが、整くんの「刺さる一言(どころではない)」が加わっていることで、他にない唯一無二な空気感が出ています。

一つ気になったのは、掲載雑誌の関係もあるのか、その「刺さる言葉」が男性へのお説教じみた話に偏りがちで、ミステリーの構成に割って入る異物感が目立った箇所が所々あったことです。
でもこれは完全に私の感覚のものかと思いますし、楽しむのに気にならないレベルです。

多くの人にとって楽しめる、ハッとさせられる、肯定してもらえる作品だと思います。