【ネタバレあり】お別れホスピタルのレビューと感想(5ページ目)

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  1. 評価:5.000 5.0

    この先生の作品は非常に重いテーマを取り上げてくれますが、絵の可愛さで悲しい苦しい印象が軽減されて読みやすくなっていると思います。
    死を迎えるだけ、と言ってもさまざまな事情を持った患者・家族がいて、ここで働く看護師さんたちは辛い思いをすることが多いでしょうが、絶対に必要な場所であるはずです。
    病院内でとはいえゴミ捨て場なんて言われていることが悔しいですね。
    状況はそれぞれですが人は必ず死を迎えるのですから、そんな表現はなくなってほしいです。
    なかなか知る機会のない世界を教えてくれる素敵なマンガです。

    by Bパグ
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  2. 評価:5.000 5.0

    考えさせられる

    5話のマサさんのストーリーで泣きました。自分の最後もどんな形になるんだろうと…考えさせられる。普通に死にたいと思っても普通がわからない。認知症になり始めてる母がかなり暴言が酷いので参ってしまいます自分はこうはなりたくないという思いが、これを読んで少し気が楽になっています。でも本人もなりたくてなってるんじゃないと分かっていてもキツイ。認知症は生きている意味が本当にわからいです。自分だったら早く死にたいと思ってしまいます。まぁ、人それぞれ色々な形で亡くなる。産まれ方と死に方は選べない。色々考えさせられ…読みやすく考え深い内容です。

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  3. 評価:5.000 5.0

    ただ素晴らしい

    知らないことばかり、宝石のような介護のエピソードです。おそらくこうした業種を身近に経験した作者の方が、見た通り、肌を通して知り合った人たちに想像した人生の幻影をそのまま描かれたのだと思いますが、信じられない作品になっています。与えても与えても無為に失われる介護の現実。戦後から高度経済成長の日本をひたすら支え続けた、今はなくなりつつある、純粋に地域的な「日本人」である高齢者の尊厳を、最後の息まで信じる、という崇高なミッションを持ちながら、またそれゆえに、日本社会全ての良心を表していながらも、社会に経済的に益することは決してない職種。この矛盾を描いて、介護と老人の価値を取り戻している。

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  4. 評価:5.000 5.0

    最期を考え、今を問われているようだ。

    ターミナルケアで最期を迎えるターミナルケアのところでのお話。
    どこで、どんな最期を迎えたいのか考えさせられます。だからこそ、今家族とどう過ごすか、どんな人生を歩めばいいのか、考える事ができる。
    しかし、人生色々、思いどおりにいかない。だから、努力が必要。
    頑張りたくないやりたくないなら、それもいい。そういう最期になるだけだから。
    後悔しない最期はあるのだろうか。
    明日がないと思って生きれば、後悔しないのかな?

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  5. 評価:5.000 5.0

    同業者として

    同じ医療スタッフとして気持ちはよくわかるし、共感できるところが沢山出て来ます。
    これが日本の医療・看護・介護の現実なんだと痛感します。
    この漫画の舞台はターミナルケアや終末期医療的な内容がメインの印象ですが、ガンだけでは無く、身寄りのない人、認知症の患者さんなど多種多様な人も出て来て、それぞれの個別性に合った関わりを持ったりされていて私自身も心にグッと来る場面も沢山あり、勉強になります。主役の辺見さんや赤根主任をメインに大変な患者さんの看護、頭が下がるシーンも沢山あります。
    作者さん元看護師でストーリーも色々勉強されているのだなと感じる印象です!
    コロナ看護の話も出てますがそこまで進んでなくてまたポイント溜まったら読んでみようと思います(*^^*)
    私も過去にコロナ患者さんの看護経験があるので、ドンな看護か期待して読もうと思います。

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  6. 評価:5.000 5.0

    父親の時も

    父親が肝臓がんでずっと入退院繰り返してたけど最後に入院してから自分でも何か悟ったのか嫌になって家に帰りたいってずっと言ってた
    でも先生ももうダメだと思ってたから返してあげたいけどその為には家の中を病室状態にしないとって事で整えたんだけどそれも出来ないくらい悪化して結局帰れないまま亡くなってしまった
    最後に葬儀の担当者が葬儀場行く前に家の周り周って行きましょうって言ってくれて住宅の駐車場に停めて少し「会話」してから向かったな……
    その時の担当の看護師さんも辛そうだったな

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  7. 評価:5.000 5.0

    今の時代だからこそ読んで欲しい

    「人生の最後の10年は誰かに面倒をみてもらうようになる」と聞いた事があります。
    家で家族に最後を看取ってもらえるラッキーな人もいるかもしれないが、病院や施設などで最後を迎える人が圧倒的に多いのではないかと思う。
    新人看護師さんがすぐ辞める現場で、ベテラン看護師さんやヘルパーさん達が歯を食いしばって、仕事の意味を見いだしながら戦っている。
    だから、私達は安心して最後を迎える事が出来る。
    どんな患者さんの最後も、誠意を持って看取ってくださる関係者の方々に感謝しかありません。

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  8. 評価:5.000 5.0

    最期の場所について

    「透明なゆりかご」からレコメンドで試し読みというかたちで読み始めましたが、終末期についてとても考えさせられます。

    ちょうど3年前、母をがんで亡くしました。それまで約7年闘病していました。始めにがんが発見されたときは、余命一年と宣告されましたが、うまく抗がん剤が効き、病巣部を取れるまでになりました。しかしその一年後、がんが肺、リンパに転移していることがわかり、そのあとは苦しいながらも孫や大好きな旅行を励みに治療を続けながら過ごしていました。

    新型コロナ禍で外出の楽しみが減るに連れて、母の容態も悪くなっていきました。「次に病院に行ったら二度と家には帰れないだろう」としばらく通院を拒んでいました。結局かなり腹水がたまって耐えきれず入院しましたが、家で終末期医療を受けられないかと悩んでいました。

    最期は麻酔で意識が朦朧としながら、時々わからないことを言う母の姿をみるのは辛かったです。

    母が亡くなった際、これまで担当していただいた複数の看護師さんが駆けつけて手を合わせてくれました。長い闘病生活だったため、多くの方に担当していただきましたが、看護、患者というだけでなく心の交流があったのかなぁと少しほっとしました。

    ただ、いまでも思うのは、母は静まりかえる病室、匂いのない部屋で過ごすより、落ち着く家に帰りたかったのだろうなと。家族としても一緒にいたいけど、処置もわからないし、苦しむよりも病院のほうが安心というところもありました。

    この作品では、明るくコミカルに描かれていますが、終末期の医療現場は大変だと思います。それでも向き合って、最期の最期まで対応してくださる方々に本当に感謝します。

    by ask.p
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  9. 評価:5.000 5.0

    とりあえず40話まで。
    介護施設で働いた経験があるので、漫画に登場するあるあるネタに親近感。自宅で家族に見守られての最後、一概に幸せな、とは言えないのでしょうけど、現代社会ではなかなかに難しくなっているように思います。行き場のない方々の終の棲家での仕事もこの先増えていくのではないでしょうか。将来が見えている方々ばかりなので夢も希望も無い、とも言えますが、だからこそ一日一回でも笑って過ごしてもらえれば、なんて考えたこともあります。皆様に感謝感謝の一言です。

    by yamanen
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  10. 評価:5.000 5.0

    他人事ではない話が多い

    高齢化社会のツケがここにあるんだなと感じた。
    ここの病院も最低限の看護師さんで回してるのが、まず奇跡だと思った。
    普通の病院にいる患者より、何倍も手間がかかる患者を相手にしてるのは、心身共に疲れると思う。
    お疲れになってるから、多少投げやりになる部分も致し方なしと思うが、患者さんの為に。と動いてくれる姿を見て、感動した。
    自分がお世話になるとしたら、彼女たちの様な人に診てみらえたら。と切望する。
    昔の人が言っていた、ピンピンコロリは、昔話なんだな。
    そうなれたら、人生の勝ち組だと思う。
    幸せすぎる。そうなりたいものだ。

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