5.0
いい作品
良く分かる作品。
人の死を迎え入れる仕事をしていると、その人の人生が見えてくる。
患者も似たようなケースがあるから、あぁこの人もそうだったなと思い出す。人の最後って結局は看護師や介護士の世話になって逝く人が多いから、家族って何かって時々考えさせられる時ある。
教科書にもなる作品です。勉強にもなり、いいと思います。ただ、いっぺんに読むのは疲れるので少しずつ読み進める方がいいと思う。経験している人なら尚更。
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良く分かる作品。
人の死を迎え入れる仕事をしていると、その人の人生が見えてくる。
患者も似たようなケースがあるから、あぁこの人もそうだったなと思い出す。人の最後って結局は看護師や介護士の世話になって逝く人が多いから、家族って何かって時々考えさせられる時ある。
教科書にもなる作品です。勉強にもなり、いいと思います。ただ、いっぺんに読むのは疲れるので少しずつ読み進める方がいいと思う。経験している人なら尚更。
作品のファンです。いろんな患者さんの人生や、いろんな看護師、ヘルパーの方々の仕事ぶりから、人はいかに生きるか、死ぬか、より良い人生とは何かを考えさせられます。
娘と一緒に死ぬことを選んだ母の回で、生きづつけることよりも終わらせることの方に幸せを見出した選択を否定したくないなと思いました。
仕事に真摯に、でも優しさを忘れない著者の姿勢にとても共感します。
ちょっとどきっとするあの方の今後も気になります。今後も楽しみにしています。
素朴な感じの独特のペンタッチで、リアルさが感じられないかと思いきや。
フィクションと言い切れないほど、めちゃくちゃリアルです。
うちの父親は10数年前にガンで亡くなったのですが、赤根さんのガンの描写のリアルさに、色々思い出してしまいました。
放射線照射の微妙な加減のせいで嚥下障害になって胃ろう生活。カツ丼食べたいとこぼしてたなぁ…(*_*)
某大学病院病棟勤務の友人から時々話を聞くけど、認知症の描写も看護師さんの大変な日々も、友人に聞いている通りでめちゃくちゃリアル。
医療スタッフの皆様に、本当に感謝です。
リアルな描き方をされています。
社会から閉鎖されたホスピスならではでしょうか。
昔から医療従事者は殿様商売と言われているのが、これを読むとよく分かります。
好きと言わなきゃ介助しない、患者をちゃん付けする、患者がナースコールしたら怒鳴る看護師がいるetc…
医療従事者は会社員と違い、お金を頂きたいている相手への礼儀作法に著しく欠けている世界です。
同業者として、恥ずかしく思いますし、今後の課題だと思っています。
しかし、実際は患者の尊厳を重んじる従事者も、中にはいるという事はこの場で伝えさせて頂きます。
今、ドラマ化されてるな~と思って、無料分だけだけど読んでみました。ドラマは観てないです。
ターミナルの現場で働く看護師辺見さんが主人公。日々その入院患者さん毎に話が描かれてます。患者さんの話毎にほんとに色々と考えさせられた。患者の飛び降りの話。実際私が働いてる病院でもありました。かなりのトラウマです。
39、40話のコロナの話。あの時は日本中パニックだったな、と振り返って思う。未知のウイルスだからこそ、医療現場は凄まじかったし、従事者の方々は疲弊どころじゃなかったと思う。仕事でも家でも。
看護師さん側の話が描かれてるので、他の漫画と違った視点で読めると思います。現場で働いた事ある方は、共感、あるある話だと思うし。
全体的に見て、いい漫画だな、と思いました。最初絵が簡素だと思ったけど、丁寧すぎるとシリアスなシーンの絵がヤバそうなので笑、この絵でいいな、と。
現場を見てきた方の話しはリアルで、ホスピタルの現場では綺麗事など存在すること無く、患者さんを取り巻く家族の声だったり、病院のあり方だったり、現実ってそうだよねと納得させられる場面が多々あり。
沖田✕華さんの「透明な…」では産婦人科で生命の誕生の現場でのリアルで、こちらは終末期の患者さんの終わり方を描かれていて、話の終わりにいつも✕華さんの心情がドライでありながら、核心をついた言葉が刺さります。
この作品を読むたびに思い出す言葉が、人はどう死ぬかではなくどう生きるかだってどこかで聞いた言葉がいつもよぎります。
大変なお仕事です。
父が、たくさんたくさん、お世話になりました。
素晴らしい看護師さんもいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃる。
それはどんな職場でも同じこと。
悪いことをする警察官がいるのと同じです。(警官の皆さま、悪い例に挙げてごめんなさい)
父はアルツハイマーでした。
それを本当に理解してくださり、そのように対処してくださった看護師さんたちに、感謝してやみません。
そうでなかった方にも、お世話になったことに変わりはないので…ありがとうございました。
けど、辛いのでやっぱりこの作品ははじめの数話で断念…読み続けられませんでした…
どうかもっと、理解が深まり、身内がそうされたら…と考えながらお仕事していただけたら幸いです。
ちなみに…
『胃瘻(いろう)』を注射で注入される際は、要注意。できれば点滴タイプにしてください。無理ならせめて15分ほどかけてゆっくり注入を。
ご自身が無理やり…例えば500mlの流動食を一気飲みしろと言われて、簡単にできないことをお考えいただければ分かることです。
30話の花田さんの回。辺見さんの妹が引きこもりで自殺も繰り返しちゃうくらい精神的に辛い状態。きっと周りに何言われても救われなかった中、違う形で辛い状態だった人が最終的になんだか幸せな状態になっているのを見て希望が持てるようになった。自分自身、自分のことが自信持てなくて人とどうコミュニケーションかわからなかったり不安に思ってたりそうゆうことって他の人にどうアドバイスしてもらっても、話を聞いてもらっても解決しないんだよね。だからもう死ぬしかないって思っちゃったりしてたのが、なんだか時間の経過でそんなのどうでもよくなって幸せな時が来るかもって思えるのってすごく救われると思う。
とてもいいお話だと思い、普段レビューとか書かないけどつい書きたくなっちゃいました。
この先生の作品は非常に重いテーマを取り上げてくれますが、絵の可愛さで悲しい苦しい印象が軽減されて読みやすくなっていると思います。
死を迎えるだけ、と言ってもさまざまな事情を持った患者・家族がいて、ここで働く看護師さんたちは辛い思いをすることが多いでしょうが、絶対に必要な場所であるはずです。
病院内でとはいえゴミ捨て場なんて言われていることが悔しいですね。
状況はそれぞれですが人は必ず死を迎えるのですから、そんな表現はなくなってほしいです。
なかなか知る機会のない世界を教えてくれる素敵なマンガです。
5話のマサさんのストーリーで泣きました。自分の最後もどんな形になるんだろうと…考えさせられる。普通に死にたいと思っても普通がわからない。認知症になり始めてる母がかなり暴言が酷いので参ってしまいます自分はこうはなりたくないという思いが、これを読んで少し気が楽になっています。でも本人もなりたくてなってるんじゃないと分かっていてもキツイ。認知症は生きている意味が本当にわからいです。自分だったら早く死にたいと思ってしまいます。まぁ、人それぞれ色々な形で亡くなる。産まれ方と死に方は選べない。色々考えさせられ…読みやすく考え深い内容です。