【ネタバレあり】よく宗教勧誘に来る人の家に生まれた子の話のレビューと感想（6ページ目）

子供ってこうやって小さい頃からおしえられるの？それが当たり前になっちゃうの？なんかただただ怖いなとおもいました。

気付き

この漫画の本編自体は、私自身もク…スチャン二世・母親が信じていて父親は信じていない・今は集会に行っていない等ほぼ同じ境遇だったので、実はそこまで異常だったり衝撃的だったりとは感じられませんでした。
どちらかというと共感の☆5です。私の中にも、作者の方と同じような認知の歪みがあるのだと思います。感じたくはないですが、ノスタルジアに近い気持ちさえありました。

何よりも衝撃的だと感じたのはレビューの方でした。
これらの体験を異常だ・ときには「ひどい」という言葉まで用いて、自分がひどい目に遭ったわけでもないのに他人の為に怒りを露にしている読者を見たときにやっと「ああこれは他人が怒るほど本当に異常な過去だったんだな」と思えました。
いや、まだしっかりと実感は無いかもしれません。でも、小学校高学年の頃に抜けてから10年ちょうど経った今でもふとした時に教えを引きずっていると感じるのが異常の証明なのでしょう。
最近姉が一般の方と結婚して式場選びに苦労した(クリ…チャンは他宗教の建物に入れないため)ことやそのついでに発覚した母が実の父親の葬式に行っていなかった話(祖父は物心つく前に亡くなっているので記憶にない…)、大学でキリスト教との結び付きが強い西洋美術を学んだことでこの宗教のことを思い返してしんどくなっていたことを今レビューを書きながら思い出し、やっぱり傷は深かったんだなあと…笑

あとがきまで読んで、ひとまず少しは作者の方が解放されたようで良かったです。とはいえ私も同じような状況なので、これからどうなるか分かりませんが…私もいつか教えを引きずらなくても済むようになりたいものです…

勇気

さやさんは親に宗教を強制されても洗脳されず、最後に自分の気持ちをお母さんに伝え、宗教と決別できて本当によかったです。
さやさんと同じように親の宗教で悩んでいる2世の方はたくさんいると思いますが、どうか勇気を持って、自分の気持ちに正直になって宗教と決別して欲しいと思います。

全話読みました。あっさりとしたエッセイマンガです。輸血ダメなの本当なんだー、とか気になってたこと知れました。親も子も幸せならそれでいいけど、押し付けになっちゃうとやっぱり毒親ですよね。。。お父さんのクリスマスの話に少し救われました。

私は宗教にハマることが理解できないけど、
一体どういう感じなのかな？と思って、話数も少なかったので全話購入してみました。
絵柄は可愛いですけど、やっぱり全体的に寂しさが漂って、淡々としてる感じがちょっと怖さも感じました。
子供にまで強要するのはやめてほしいですよね。絶対理解できないんだから、あれじゃ洗脳ですよね。悪いことしたら鞭とか…逆らえもしない。
小さいうちからその世界だけを信じ込ませるんだろうけど。
作者さんは抜け出せて良かったです。誕生日だってジュースだって友達や彼氏だって、自分の自由ですよね。幸せになってほしいですね。

考えさせられる

宗教って本当怖いというか、一言では表せない深さがあるなって思いました。一歩間違えばこんなことが現実になってしまうんだという怖さがありました。なにが正解かなにが間違いなのかって本当人それぞれなんだなと考えさせられました

なるほど…

どの宗教団体であるかは特に言及されていない分、色々な想像が出来る作品。
いずれにせよ、宗教の内側にいる人間たちにとっては、宗教の外にいる人間を『救ってあげるべき存在』であると考えているのかもしれないけど、それってなんだかなぁ。

会社にもいました。宗教にどっぷり浸かっている方が。幸い、積極的に勧誘するタイプではなかったから良かったのですが、この母親のように布教活動が活発な人が身近にいたら、正直キツイです。ましてや身内に振り回されるのは恐ろしいですね。

集合住宅に住んでいた子供の頃、左右、斜め下の家庭がいずれもその宗教を信仰していました。
「ただの友達」のはずなのに「姉妹」と呼んでいたり、？と思うことは言っていましたが、自分も子供だったので、なんとなくスルーしてたのを思い出しました。
あれから数十年、一緒に遊んでいたあの子達はどうなったのか、この作者のような思いだったのか、気になります。

親戚にいます

私がまだ未就学児のころ、
伯母がこちらの信者となり、
休暇で会うたびにお説法（？）を
延々と聞かされていました。
小学生へあがると、
クラスにこちらの信者（？）のコが
2名ほど居ましたが、
伯母の影響もあり「ふーん」と
割とスルー。

この物語の主人公のように、
抜け出す方もいるのでしょうが、
親戚（イトコ）は、
同じ信者同士で、結婚しましたね。
親が与えた強烈すぎる環境で、
視野か狭い人生になるのは
思想の自由とはいえ
なにか違うよなぁ。と思うのてした。