みんなのレビューと感想「ブルー・サムシング」（ネタバレ非表示）（3ページ目）

別れた人のことを

別れた人のことを、そんなに考えるものなのかなー？との印象。
そんな軽いノリで結婚して、離婚しちゃうものなのかなー？と思ってしまった。

購入して良かった…の部類。すっごく良かった…とは、思いたいけど…うーん？です。正直、そんな感じです。絵は丁寧で、ストーリーは…短編の作品で、まとめてある作品です。一つ、一つがハッピーエンドではあるけれども、読み手側からしたら、ハッピーエンドではなく、もう少し、あともう一歩…な感じで読み終わった時に、何か、何か足りない…という感じでした。

劇的ななにかが起きるわけでもないどちらかというと淡々としたお話なんだけど、すごく感動しました。こういう小さな出来事にスポットライトを当てられる作家さんって素敵だな。
本当に大切な事柄や感情って普段は意外と気がつけないもの。でもふとした瞬間にまるで降りてくるように気がつくのかもしれません。
大人のかたにこそ読んでほしい作品です！

最初の

ブルーサムシングのみ読みました。
絵が好みで購入しました。
男の方が優柔不断というか、フラフラした感じだけど憎めない可愛い人。普通なら嫌いになりそうなんだけど、ヨリを戻すわけじゃないけど、2人ならではの仲直りができてよかった。きっと2人がこれから先交わることはないとしてもいい思い出として残るんだろうな。どんな人とどんな別れ方にしても、後悔のない別れ方にしたいなと思いました。

心理描写が上手い

この作家さんは、本当に心理描写がとても上手で、ありそうだけどなさそうだったり、なさそうだけどそうあるだろうなと感じさせるのがとても上手。
切ないけど優しい、でもとても切ない。
人によるけれど、どれもステキなお話です。

もともと、子供の頃から好きだった作家さんなので、読み始めました。
ほんわかした絵柄ですが、人の心の機微を描くのが得意な作家さんです。
オムニバス的な形式ではありますが、個人的には一番最初の話がおすすめです。
あえて、サムシングブルーでなく、ブルーサムシング。
さまざまな登場人物の思いの中にあるブルーに、少しづつ共感できます。

なんか懐かしくて作者買いでついつい読んでしまいました。
本当、人の琴線に触れるのが上手い作者さんですね。
男の方を無邪気に描くのは私の中でベスト5くらいに上手すぎてかなりそそられます。
一話だけという中にもこれでもかと惹きつけるし、レビューも良いからステキな作品なはずです！
続き、ぜひ読んでみます。

大好きな作家さん

人間味が凄くリアルに胸に響きハラハラドキドキ喜怒哀楽百面相しながら読み進め最後には必ず笑顔になるもしくはスッキリ出来て何度でも読みたくなる素敵なお話。いつでもすんなり主人公に感情移入出来物語の中に溶け込め主人公と一緒に喜怒哀楽百面相しながらヒロインやヒーローとして、脇役として楽しく物語体験が出来ます。

ほんわか谷川ワールド

しょんぼりすることもある中で、かわいい子ががんばっているエピソード、キューっとします。安定の、谷川ワールド。

色々なブルー

それぞれの短編で舞台は全く違うが、どれも「ブルー」なのだろうと思う。

ブルーというのは不思議な色で、空と海の色、爽やかで雄大で、若さを表したりもするけれど、憂鬱な気分の象徴だったりもする。
晴れ晴れとしたブルー、切ないブルー、淡くて微妙なブルー、そんな様々なブルーを、どれも心温まるタッチで描いた作品集。

私は、表題作の「ブルー・サムシング」が一番好きだった。