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続きが読みたい
神宮寺つばきは、5才の時に両親を交通事故で亡くしたのを機に、極道鬼龍会組長の祖父に引き取られた。
それから13年、祖父の命を狙ったヒットマンだった玖条が、今では鬼龍会若頭になっていた。玖条に恋心を抱くつばきだが、玖条は素知らぬふりをし、常に子供扱い。
高齢の祖父が組長引退を決めたことから、2人の関係にも変化が生じる。つばきが次の組長決定を、祖父から一任されたからだ。
対立する銀星会との因縁、祖父の隠し子辰巳の憎悪、玖条の過去…様々な要素が絡み合う。
つばきは周囲に大切に育てられたがゆえに、極道という特殊な環境下にありながら、危機感がなく無鉄砲で思慮深さに欠けている。
何度も自分勝手に動き、自分も玖条も危険に晒して、読んでいてイライラする。学習能力が欠如しているのか?と思う。玖条がつばきとの関係を深める過程は、大人の魅力全開で胸キュンキュンを堪能。
一方で、辰巳を中心とする組員の鬼龍会脱会が決定的となり、2人の未来に困難が待ち受ける形になる。続きは辰巳から見た、サイドストーリーを読んでみたい。
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