3.0
淡々と分かりやすい
卵巣がんの話しか読んでいないですが、病気に気付く前→気づいてから→治療→その後と淡々と流れていきます。いわゆる漫画のように揺れ動く情動や主人公の細かな描写に重きは置かれておらず、時系列を追っていくイメージでページが進みます。
自分の身に同じことが起こった場合子どものこと、夫のこと、どうなってしまうのかは全く想像がつきません。しかし、いつそうなってもおかしくないのだと思いました。人に助けられ支えられて生きていることに、こういう機会があって気付くのはよくある話ですが、だからこそ支える側になれるときはならなければいけないなと思いました。
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