【ネタバレあり】血の轍のレビューと感想

毒親の物語

無料分しか読んでいませんが、毒親の中でも、常軌を逸した母親の物語。愛息子の幸せを願うのはどの親でも同じだけど、邪魔者を排除までしてしまうところが、怖い。

狂気の作り方が描いてある

一見、良妻賢母タイプの母親の狂気と、母親にコントロールされている中学生の息子の姿が描かれています。「よい母親」とか、「いい人」みたいなものからはみ出さないように、ひたすら笑顔の仮面を被り、我慢し続ける母親は、常に不自然な空気を発しています。そんな毒ガスみたいな空気を吸って生活しているひとり息子。兄弟もなく、ひとりで毒を吸い放題です。そんな彼女が準備する朝食は常に肉まんか、あんまん。まずは息子と一緒に、トーストと目玉焼きを作るところから、歪みを修正していってはいかがでしょうか。

怖いけど引き込まれてしまう。

あからさまな虐待ではなく、愛情の形が歪んで「毒親」となってしまった一見優しい母親と素直な一人息子。

台詞は少なく、表情で表現された狂気に引き込まれてしいました。

知らず知らずのうちに子供の気持ちを押さえつけると、子供の心を押し殺してしまうのだと教訓を得ています…

ノスタルジックにじわじわと

毒親との日常が描かれてる。
リアルな絵柄で余計に怖い。どこにでもありそうな家庭。
でも所々、母親のおかしな所が垣間見える。

子供がどもったら心配じゃないのか。
それとも自分の犯行現場を証言できなくなって良いくらいに感じてるのか、とか。

そんな誰にも言えない苦しみの中で吹石さんが清ちゃんの救いだな。

時代がわかりづらいものの
家具なんかを見てると現代ではなさそう。
レビューを見たら90年代？

この漫画家さんには思春期の少年の心を忘れずに描き続けて欲しいです

面白い

お母さんと息子が凄まじいです。お母さんが、壊れているのかな〜時々こわい。不気味な行動を取るから。息子も可哀想

最後まで読みました。
主人公の生涯を描いています。
少年期でのある事故を軸に物語が大きく揺れ動きます。
ママと主人公の関係性は一言では表すことが難しくママを毒親、と断定するには違和感があります。
もちろんいい母親ではありません。
主人公を苦しめたのも事実。

でもママとは、いつか離れます。
苦しみながらも己の人生を歩んでいくように祈るばかりです。

考えさせられる

リアリティーのある描写と人間の心をそのまま物語にしているような内容が引き込ませるものを持っています。見ていてハラハラドキドキする場面や、セリフではなく表情から読み取るような描写も引き込まれる一つです。

想像つかない

３児の母ですが想像もつかない世界でびっくりしました。母親より女の割合が大きくしめるとあの様になってしまうのか。理解に苦しみます。色々と勉強になりました。

ホラー

こわい。お母さん。毒親って言うよね、今なら。
絵は綺麗だけど、目が笑ってない。嘘くさい笑顔。
これを読むと自分が小学生の頃好きだった男の子を思い出す。そしてその子のお母さんも。
今の私は息子がいるけど、こうはなりたくないし、この人は元々どこか精神的に弱いところがあったのかなって思う。異常だし、感情が歪。

なんだこれ

怖いです。母親と息子の歪んだ関係…いや、歪んでるのは母親だけ？綺麗で穏やかで優しそうに見えるかど、本当の心の中にあるものは何なんだろう。飄々としてる？何を考えてる？
気持ち悪くて怖いです。