ポーの一族 ~春の夢~
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あらすじ
不朽の名作「ポーの一族」から40年。ついに新作の続編がコミックスに!!永遠の時を生きるバンパネラ(吸血鬼)であるエドガーとアランは、1940年代戦火のヨーロッパ、イギリス郊外でナチスドイツから逃れてきたドイツ人姉弟と出逢う・・・そしてその出逢いが新たな運命の歯車をまわすーーー
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ユーザーレビュー
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エドガーとアランにまた会えた
ちょうど自分がエドガーとアランの年齢の時、13歳か14歳の頃、初めてポーの一族を読んだ。
その壮大な時の流れと虚しさ、切なさに感動した。
それから40年以上経った。
吸血鬼のエドガーとアランは今も10代の少年。
それに対してこちらは・・・往年の美少女。(笑)
まるで年老いたジョン・オービンやリデルの気分。
ポーの一族のイメージは、
儚いバラと白いレースに、永遠に年を取らない美少年だった。
まるで妖精の国にいるかのよう。
40年ぶりに再会されたポーの一族は、
初期の抒情的で柔らかな絵柄からリアルで硬い絵柄に変わり、
話も厳しい現実を背景にしている。
モーさま(萩尾望都の愛称)はポーの一族の最初のシリーズを20代の頃描いた。
それから様々な経験を経て、夢の世界のファンタジーやSFから離れ、
リアルで厳しい漫画を描くようになった。
ペンタッチもきつくなった。
本当は、昔と全く同じ夢の世界に浸りたいのだけれど、
以前と全く同じ夢の世界を全く同じ柔らかなペンタッチで描いて欲しいとお願いしても、かなり無理があるだろう。
それでも、モーさまは頑張って夢の世界を再現してくださっていると思う。
ポーの一族の発端や吸血鬼の謎解きが読める。
エドガーとアランに会えた。
それだけでも、往年のファンの私は嬉しいです。
再開、ありがとうございます。
厳しい現実世界の中、
夢見る頃を過ぎても、夢の世界に少しでも浸れるのは、とても嬉しいです。by ノー・ニックネーム- 3
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5.0
萩尾先生の息吹を感じる
他のレビューで絵が変わってしまったことを残念がる投稿が多いですが、たしかに昔の流れるようなペンのタッチではなくなってしまっています。私が好きだった、バランスの良い藝術的な構図や細部の書き込み、ともすれば少々の読みづらさもある細かい演出…
萩尾ファンの愛するエッセンスが抜け落ちて、絵が現代的に寄ってきています。綺麗なんです。でもこの作品を読むことで萩尾先生の息吹を感じられるのなら、それを作品を読んで探しにいきたいです。by 匿名希望- 1
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5.0
単品でも読めます
シリーズものですが単品でも読めます。
このシリーズに限定せず、この作品の前後に描かれたものと比べても、本作は絵の雰囲気が異なる。
線が非常に細かい。「春の夢」のタイトルにはふさわしいのでは?
ちょい役とも思われる登場人物にもしっかり肉付けがしてあり、安定安心の読み心地。
(迷信深いマージが少し嫌味なお兄さんに負けてないところとか)
1944年の冬、第二次世界大戦下が舞台ですが、
「ウクライナ」や「ユダヤ」等、今もニュースで取り上げられる名前がある。
今の世の中を見て、エドガーやファルカ、ブランカ、大老ポーは何を思うだろうか…と
本作とは関係ない事までいろいろ思ってしまった。
絵柄の好みさえ合えば、いろいろ考えてしまうくらい浸れる作品世界だと思う。by ぜらniウム- 0
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4.0
ストーリーは素晴らしいですが…
やはり、絵が様変わりしてしまっているのに戸惑います。
なかなか同じキャラとは思えなくて内容に集中しづらい感じ、慣れるまでは辛いです…
そこを割りきって読み進むうちに、ストーリーは流石の展開となり最後まで止められなくなります
最初読みづらいのを、頑張って乗り切りましょう(笑)
絵が変わった理由は、ペンで描いていたのから、パソコンソフトに変えたのかな?と思いましたが、どうでしょう?
レコードからCDに変わるように、技術的な変化は仕方のないことなのでしょう…by ドンドッケン- 1
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2.0
絵が違う
続編があるとは全然知らなかったのですが、あまりにも絵が変わってしまっていることにビックリでした。萩尾先生の作品、大好きでした。(中でも特に大好きな作品は別のものなのですが)
絵から受ける印象や、世界感が全く違う。あのはかなげだったり、繊細な美しさ、しなやかさがあまり感じられない絵柄になってしまって…残念です。
他の作家さんでも、やはり後になるにつれ、絵柄が変わってしまい残念に思うことは多々ありましたが、まさか萩尾先生もとは…。by ripplering- 2
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5.0