【ネタバレあり】脂肪と言う名の服を着てのレビューと感想（9ページ目）

太ってることの悩みと太ってることで下にみられてしまうマウント。わたしも太ってる方なので、思い当たる節があり、つい思い返してしまった

重なる部分が結構ありました

私自身も摂食障害経験者です。
160cm MAXで55kg、いちばん痩せていた時で32kg。
のこの限りなく低い自己評価や、痩せれば綺麗になる、痩せれば幸せになるという幻想(実際痩せ気味体型のほうがモテますが)、そして、冷たいのに執着する思いっきり自己愛性パーソナリティ障害な彼氏…過去の私自身と重なる部分が多くて苦しくなる瞬間が何度もありました。

全編通して地を這うような低空飛行のままののこでしたが、本編終了後の今、のこがこの世界に暮らしているならば、どこかで顔を上げて幸せになっていてほしいと思います。

食べる…

食べて力をつけるんだ。
この言葉が突き刺さりました。
いままさに自分がそうです。食べて忘れる。食べてリセットする。
まだ冒頭しか読んでいませんが、主人公が救われることを祈って…

すぐに食いに走る主人公にイライラ。周りの目を気にしているようないないような。どっちつかずの態度がイライラの原因かも。そのうち成長するのだろうか。

イライラする。主人公の女の子に。思ってることが言えない性格なのもわかるけど、逃げてるだけ。食べることで現実逃避するのは、ある種の病気なんだろうか？付き合って8年もたつのに、こんな関係ありえないでしょ。

作者買い

ダイエットの話なのかなぁと思ったらそんな軽いテーマじゃなかった。
のこは食べることでストレス発散をする肥満女性。そんなのこの彼氏は自分よりも劣っているのこと一緒にいることで安心感を得ている。同僚からの嫌がらせ、会社からの不当な扱いにやれせば世界が変わると思いダイエットと称して吐いて食べての拒食になってしまう。
どんどん病的に痩せていくのこがリアルで痩せれば美しいのか、幸せになれるのか？とうい疑問を壊すラスト。
救いがありませんが、なんだかリアル。

安野先生〜

ストレスで食べちゃう…すっごくわかる。お腹が満たされると、嫌な気分は紛れる。信じてた彼氏の裏切り、しかも相手は同僚…

タイトルがものすごいインパクトで、なろいっそ抜げたらいいのに！と強く思います。
作中、いい人が本当に誰一人として出てこないので、元気がない時に読んではいけません。
残り少ないエネルギー持ってかれます。

誰にでもかける作品ではない

地味めのぽっちゃり女性主人公とカッコイイ彼氏を取り巻く社会をちょっと怖いくらいリアルに描いている作品です。イイ意味でダイエットしたくなくなるかな（笑）

一言で言うと救いのない話。最後まで救われない。
でも見た目って大事だとは思う。痩せてる痩せてないは置いといて、見た目を大事にしないのは、相対する相手のことを軽くみているとも思う。
ただ…食べるなら吐くなもったいない！食うに困ったことないのか！と思うw
ま、それが摂食障害と言うものか。そこの部分はなったことがないので理解できなかった。