【ネタバレあり】脂肪と言う名の服を着てのレビューと感想（11ページ目）

タイトルに脂肪

安野モヨコワールドが広がっていた。
孤独から恋人に依存、不安から食べることに依存、自信が持てないから自分が優位にたてる女と結婚。タイプは違うけど、自分に自信が持てなくて、何かに依存してるのが共通点かなー。でもクセになる。

今見ても新しい

食べること、食べ過ぎることが、精神的な病気だと、心の闇をここまで描くマンガは当時なかったように思います。やっぱりすごいな、モヨコさん。

永遠のテーマ

ダイエットは永遠のテーマ。共感できるけど、できない部分もあり考えさせられる。
主人公も、体と心に難ありだし
彼氏も最低すぎる。そして、同僚なんて
もぅと最悪だ…女の汚い部分が見れてしまう！！お金持ちのおじいちゃんも怖いな…

考えさせられる展開

単なる外見の話ではなく、心の方も難ありの主人公とそれを取り巻く環境をテンポ良く描いてくださってます。社会問題にも通じる内容で、考えさせられます。

すごくリアルです。食べろと自分に投げ掛けてくるシーン。何とも言えない気持ちになってきます。食べることは生きる力に繋がる。そして、食べることが、自分を強くするためにもなる。食べて食べて、自分を正当化しても、我にかえった時、自分の体は受け入れられなくて。ジレンマだったり、劣等感だったり、周囲なんて構わずに取り乱したくなったり、…気持ちわかるなぁ、って思っちゃいました。私も自分の体型が嫌いです。この体型のせいで、って思うこと、劣等感にひたること、いっぱいある。
けど、平気なふりして、仕事して、自分を偽って、疲れるなあって。過食で悩んでる方ももちろんですが、毎日が少し息苦しいなぁ、疲れたなぁ、っていう方にも読んでほしいです。

あまりにも可哀想な始まりだったので、いつか美しい蝶になってみんなを見返してくれると期待したのですが。。。

ダイエットすればいいわけではない

ダイエットして痩せたら幸せなのか？
痩せて見た目が良くなれば幸せなのか？

主人公は痩せるものの
彼氏は去り（こんな男、別れて大正解だけど）摂食障害
お話の最後では幸せそうに見えない

自分が自分を認めて
自分で自分を愛して大切にしてあげないと
幸せにはなれない
という作品

すっきりしない

すっきりしない終わり方。
いじめ、パワハラ、恋愛、ダイエット…
作者がなにを伝えたかったのかわかりません。
読み返してみましたが、それでもよくわかりませんでした。
終わり方が中途半端なので、続きがあるような気がしてしまいます。

何が言いたいのかわからない

デブった女性がひたすら食べてやきもち焼いている描写が続きますが、だから何？って感じです。
話の進行が遅いのかな？
でも、読み続けたい気が起こらないです。

作家さんが好きで読んでみましたが、これはまったく好みではありませんでした。とりあえず、主人公が魅力的ではない。内容もいまいち。一言でいうなら、胸糞悪いストーリーでした。