みんなのレビューと感想「娘を●る街～昭和の赤線・吉原～」（ネタバレ非表示）

突然の没落

蝶よ花よと育ったお嬢さんが突然没落して遊郭に売られてしまう、という設定は必ずしもフィクションではない気がします。
貧しい地域でも娘が産まれると、家族のために娘を遊郭に売ってしまう時代です。
読みながら、時代が違えば現代でもない話ではないかなと思いました。

こんな時代があったのかと、、

この作家さんの別の作品がとても良くて読み始めました。女性がこんな扱いを受けていた時代があったんだと、改めて悲しくなります、
この作家さんは、それでもたくましく生きていく女性を描き、勇気をもらえます。

声なきものの唄が読み応えのある長編なのに対し、こちらは短編集ですが、それでも充分ストーリーがあって、心にずしりと残る作品です。
無料分で2つのお話を読みましたが、残り2つも読みたかったな、全話無料お待ちしています。

この人のシリーズは面白い。こういうストーリー面白いと感じるとは自分も年齢を重ねたのだなぁと感じてしまう。

昭和の話なんですか？
武家の娘さんがお家を潰され武士に襲われて吉原に売られた話みたいですね。
やっぱり人を騙して出世するのはイイとは言えません。
吉原に売られた娘さんは、復讐の為とはいえ花魁にまで登りつめるとはさすが武家の娘さんだと思いました。

タイトルが心配で

タイトルが心配で無料分から読み始めました。なんとも悲しい話。当時はきっともっと辛い思いをした女性がたくさんいたのかなと考えながら読み始めました。

今の世の中ではあり得ないと思いたいけれど、芸能界とか、まだまだこんな風潮がありそうな感じはしました。胸が痛い…

悲しいお話

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娘を売る悲しいストーリー
父親を切腹させられて
娘を無理矢理手篭めにして
底辺を売り飛ばし、
そこから真実を知り
復讐するヒロイン
悲しいストーリーです。

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昔は本当にこういった話があったのでしょうけど、男の捌け口にされるのは読んでいても辛い。
でもヒロインは父親の敵をとると決め、その息子に惚れさせ天下をとった時は気持ち良かった。

時代背景

時代だよね。最低な時代、でも、あらゆる意味強くたくましく生きた女性の物語なのかもとすら思ってきてしまった後半。まぁ読んでみて。