2.0
無料分だけですが
主人公に共感が持てませんでした。
大晦日に東京駅で「今日も働く人がいるんだ」と気付く描写がありましたが、スーツ姿の人を見て初めてそう思ったのが設定として浅いです。
アパレル業界に務めておきながら、目の前で接客&調理をしている店員はスルーするのね、と…ヘルプに入った店舗だって今日が一番の書き入れ時なのに。
本社と現場のギャップをリアルに描写したかったのかもしれませんが、だとしたらこの漫画のテーマ的に入れるべき要素でも無いですよね。
『朝ごはんを優雅に食べる自分』に酔うばかりで、それを『作ったひと』へのありがたみが全く感じられませんでした。
ダメ押しは「みかん」とのエピソード。
自分で飼いたいって言ったのに実家から出ていくなんて許せない。
兄の言う通り都合が良すぎるし、出ていくようなら死んだときにあんなに泣いたりしない。
人生と天秤にかけて、苦渋の決断で出ていったのならもっとしょっちゅう実家に帰るはず。群馬なんて新幹線使わなくったってすぐに帰れるのに…。
読んでいて疲れました。
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